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寒暖ギャンブル

by 唐草 [2016/12/22]



 今日は、朝から究極の選択に迫られた。
 ことの発端は、昨晩見た天気予報にある。
 今日の最高気温の予想が、季節外れの19℃となっていた。冬至の後なので、もう小春日和とは呼べないようだが、間違いなく春を感じてしまうような暖かさである。
 ただ、朝の気温は低い。
 12月にしては暖かい方だが、我が家付近は6℃を指していた。
 朝の寒さを考慮して冬の身支度で仕事へ赴きべきか?それとも、昼間に暖かくなることを考慮して20℃に対応できる春の身支度で出かけるべきか?
 この判断に迫られた。これは、究極の選択でもある。気温を賭けたギャンブルのようなものである。
 冬の装いで出かけると日中に汗まみれになって不快な思いを味わう可能性がある。逆に春の装いで出かけると朝に体を冷やして腹を壊すリスクもある。
 どちらを優先するべきか?
 ヒートテックの長袖の下着を身につけるか、綿の半袖の下着を身につけるか?セータを着て行くか?ベストを着ていくか?
 春と冬のどちらかを選ぶかで、全身のコーディネートが変わってくる。
 家を出る時間ギリギリまで迷って、ぼくは冬の身支度を選んだ。
 おかげで朝に体を冷やして腹を下すことはなかった。ただ、帰りの電車はサウナ状態となった。1勝1敗のドローと言ったところだ。