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不明な証明書

by 唐草 [2017/01/11]



 今、仕事でAIRアプリを作っている。一昨年ぐらいに作ったアプリのアップデートというべき案件。見た目はあまり変わらないが、内部処理が完全に刷新されているのでほぼ別物といった感じになっている。
 AIRアプリは、iOSアプリと同様に電子署名がないと配布できないようになっている。とは言え、iOSほど厳密な電子署名ではない。自前の電子署名でOKなので、気楽な物だ。
 ぼくの作業フォルダには、初期バージョンを納品した時に使った電子署名ファイルが入っていた。今回もこの電子署名ファイル(p12)で書き出しを行えば問題ない。
 ただ、ひとつだけ謎がある。
 ぼく自身が、この電子署名ファイルをどうやって作ったのかを全く記憶していない。ファイルの中身は、確かにぼくの名前になっている。認証用パスワードも覚えている。でも、どうやって作ったのかをまったく思い出せない。
 MacOSには電子署名などを管理する『キーチェーンアクセス』というソフトが入っている。このソフトでも証明書ファイルを作れるのだが、作った証明書はAIRで使えなかった。となると別のソフトで証明書を作ったはずだ。
 コマンドを打ってOpenSSL経由で証明書を作ったのだろうか?消去法的に考えるとこのコマンド説が、もっとも可能性が高い。でも、コマンドを打った記憶なんてないんだよなぁ。一体全体、この証明書はどこから沸いたのだろうか?有効期限が2020年まで設定されているので、しばらくお世話になることだろう。
 こうして出処不明の怪しい証明書を張り付けられたアプリが、またも世に放たれていくこととなった。