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我が市の巨悪

by 唐草 [2017/04/29]



 市内を走り回っているコミュニティーバス。一度も利用したことがないけれど、車体は度々目にしている。
 コミュニティーバスの車体には、市のマスコットキャラが描かれている。ゆるキャラ界のモブキャラというような取り立てて個性のないキャラだ。
 今日目にしたバスには、没個性なマスコットキャラの他にもキャラクターが描かれていた。2頭身ぐらいにデフォルメされた赤い人型キャラだ。あれは、我が市のご当地ヒーローではないか。名前は、何だっけ?まぁ、いいや。
 ゆるキャラにご当地ヒーロー。どこかで流行ったものを数年遅れで真似するセンスは、なんともお役所的。失敗を恐れ保守的になり、結果出足が遅れてタイミングを逃して失敗する。そんな印象が拭えない。
 ご当地ヒーローというのは、全国にどのくらいいるのだろうか?我が市にもいるぐらいだから、数百を数えるぐらいヒーロー軍団が組織されていても不思議はない。
 それにしても、なんで戦隊ヒーローものを採用するのだろう?
 戦隊ヒーローってのは、巨悪を武力で挫く特殊戦闘集団だ。ご当地ヒーローが必要とされていると言うことは、その街には倒すべき悪がはびこっているということなのだろうか?市の祭とかに悪の怪人がやってくるからヒーローが求められているのだろうか?我が市の悪はいったい何なんだ?
 と、こんな具合に戦隊ヒーローものの世界観を重視すると街に悪がいることを認めているように思えてしまう。それが市の公認キャラってどうなんだろう?
 ぼくが戦隊ヒーローものをきらっているせいで、こんな風にうがった見方をしてしまう。