by 唐草 [2017/04/30]
日本でゲーム配信というと、自分の実況プレー放送が中心だ。おもしろおかしく、かなりオーバーリアクション気味に喋りながら自分のゲームプレーを配信する。そんなイメージがある。
ただ、ゲーム配信というのは、自分のプレーを配信するものだけではない。ゲーム大会の中継なんかもゲーム配信だろう。海外だと、e-Sports大会の中継などが人気だと聞く。ぼくも、以前に遊んでいたRTSゲームのプロ大会の動画を見たことがある。腕が4本ぐらいあるんじゃないかと思えるほどの素早い操作テクニックに驚いたものだ。
個人のプレー動画は、プレーテクニックよりも個性で成り立っている印象がある。一方でプロの動画は、卓越したテクニックや予想できない展開を期待して見ている。そう考えると、プロの配信はスポーツ中継を見ているのと大差ないと思えてくる。
賞金の制約などがあって、今ひとつ盛り上がらない日本のe-Sports界隈。2chなどに書き込んでいるゲーマーたちの自己申告スキルがあれば、日本人プレーヤーのスキルは世界最高峰間違い無しなんだけどなぁ。匿名じゃないと発揮できないスキルだからしかたないかぁ。
そんなことを考えていたら、突然閃いたことがあった。
日本にも大人気のゲーム配信があった。しかも、テレビで中継されるレベルの認知度と人気を誇っている。
プロがいて、卓越したスキルを発揮して、高額の賞金を巡って切磋琢磨している。
それは、将棋と囲碁。
NHKで放送している将棋中継というのは、ゲーム配信のパイオニアと言えるのではないか?