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2011年5月にはまだない

by 唐草 [2017/05/16]



 とあるミステリー小説を読んでいたら、設定ミスを見つけてしまった。別に本筋に影響がある記述ではないので、それでトリックが破綻するとか、不可能犯罪になってしまうというものではない。だから目くじらを立てて作者や編集者を無能呼ばわりする気なんてさらさらない。ただ、ちょっとばかり別のことを思っただけだ。
 本の奥付を確認したところ、設定ミスがあったその作品は2015年初出の作品だった。そして、作品の中の時間は東日本大震災直後の2011年5月だった。震災後の混乱というのが、作品の大きなテーマになっている。
 小説の中には、数人の高校生が登場する。彼らは、ライン仲間という設定になっていた。メル友じゃないところが、いかにも今の高校生らしい。
 ただね、これがミスなんだ。
 2011年5月だと、まだLINEはサービスを開始していない。
 そう言えば、震災から何年か経ってから「LINEに届いた最後のメッセージ」というデマ画像が出回ったりもした。
 今の感覚からすると、2011年の段階でスマホはあったし、それなら当然LINEもあったと思いがちである。でも、2011年3月には、Twitterはあったけれど、LINEはなかった。LINEのサービス開始は、2011年6月だったと記憶している。
 今、当然のものが実は始まってまだ数年だったりする。もう、それがない生活を想像できないほどに浸透しているが、そんな生活はまだ数年しか経験していない。
 変化のペースは、自分自身の記憶が曖昧になってしまうほどに早い。そんなことを感じた設定ミスだった。
 
 なお強いて作者を擁護するなら、「LINE」じゃなくて「ライン」と表記されているので別物だと言い張ることはできそうだ。

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