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今、PS3が熱い

by 唐草 [2017/05/31]



 ついに出荷停止がアナウンスされたPS3。なんだか活躍していた期間が短いハードだったような気がしたのだが、冷静に考えてみれば10年選手だった。初期は絶対王者PS2の影響が色濃く残っていて苦戦していたし、後期は大復活のPS4に食われてしまっていた。そんなせいもあって、短命だったような印象があるのだろう。
 ぼくもPS3のソフトはほとんど買っていない。すでにPS4のソフトの方が多いほどだ。
 だが、そんなPS3が、我が家で熱くなっている。
 時代の流れに反して、個人的リバイバル到来か!?
 そうではない。精神的に熱くなっているのではなくて、熱力学的に熱くなっているのだ。文字通り、熱いのだ。
 すべての原因は、PS4にある。
 ぼくのデスクの上には、PS4、PS3、初期型と最終型の2台のPS2、Wii、Xbox360とゲーム機が所狭しと並んでいる。ちょっとしたハード博物館のようであり、ぼくの自慢の空間でもある。
 PS3は、PS4の真横に1cmぐらいの間隔で置いてある。一目でハードの進化が分かる博物館らしい配置だ。
 暑くなってきたこの季節。PS4の排熱は、すさまじいものがある。ファンの音でゲームの音が聞こえなくなるほどだ。ファン以外の場所からも放熱をしている。あの黒い菱形の機械は、全身から熱を発しているのだ。
 発せられた熱の大部分は、隣にあるPS3へと伝わっている。
 その結果、電源すら入っていないPS3は稼働していたときと同じか、それ以上に本体が熱くなっていた。
 明らかにゲーム機の配置に失敗していた。このまま夏本番を迎えていたら、PS4が熱暴走していたことは間違いないだろう。危なかった。