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雷!雷!

by 唐草 [2017/07/18]



 いやー、今日の雷は久々にすごかった。雷を体で感じる1時間といった感じだった。
 テレビの広域的な天気予報を見る限り雨が降りそうな気配はなかった。だが、今日もスマホに気象警報が届いた。我が家の周辺で局所的に150mm級の雨が降るとの警告だ。空は薄曇りで、雨が降りそうな気配は感じられない。一体、どちらの予報が正しいのだろうか?
 2種類の天気予報を秤にかけていたら、雷鳴が轟いた。どうやら局所予報が正解だったようだ。
 とりあえず、窓だけ閉めてPCでの作業を続けることにした。
 雷鳴はどんどん近ずいてくる。遠くから聞こえるくぐもった音から鋭く尖った空気を裂く音へと変わっていく。雷光も鋭さを増し、瞬間的に全天を白くするほどになってきた。
 でも、室内にいる限りは問題ない。静観しながら作業を続けよう。こういう時、デスクワークというかPC作業のありがたみを感じる。きっと近くの建設工事現場では、職人さんたちが大あらわになっていることだろう。
 だが、ほどなくしてぼくの冷静さは脆くも崩れ去ることとなる。
 一発の雷が、大気を揺さぶった。あの音の大きさは、近所に落ちたのではないかと確信できるほどの大きさである。音にも驚いたが、それ以上に驚いたことがある。
 PCモニタの映像が乱れたのだ。
 電力供給が不安定になっている証拠だ。PCの電源が落ちるほどではなかったが、数十分の一秒単位の停電に近い状態になったのだろう。この状態でPCを使い続けるのは危険だ。データもシステムも壊れてしまうリスクがある。慌ててサーバ以外のPCをシャットダウンして、周辺機器の電源を抜いていく。
 ケーブルにまみれてあたふたしているうちに雨の音が硬く変わった。これは液体の落ちる音ではなくて、固体が落ちる音だ。窓を開けるとヒョウが降っていた。慌てて雨戸を閉める。
 その後30分ぐらいは、空が白く光ると同時に音が鳴るという状況が続いていた。耳で聞くというよりも体で感じるというような雷鳴が何度も何度も鳴り響いた。雷雲の真っ只中に飲み込まれたこと嫌が応にも実感せざるを得ない瞬間だった。