カレンダー

2017/01
    
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

ドラクエ11クリア

by 唐草 [2017/08/15]



 やっとドラクエ11をクリアできた。まっすぐ進まないでいろんなところに寄り道(カジノとかカジノ)していたとは言え、100時間もかかるなんて夢にも思っていなかった。これは、嬉しい誤算だ。
 だいぶ前の記事にそろそろクリアかななんて書いたことがあったけれど、全体から見ればあの位置なんてまだプロローグだったとさえ言える。サブタイトルの「過ぎ去りし時を求めて」の意味が分かったのは、プレー開始から70時間以上たってからだったし。ほんとうにボリュームのあるゲームだった。
 クリアして感じたのは、ネットで一人歩きしている薄っぺらいゲーム批判をすべて叩き潰すことのできる要素を用意したゲームだったと言うこと。
 美麗な3Dが良い派とドット絵が良い派を黙らせるためにPS4版と3DS版を出すという異例の対応からスタートしていたことは、印象的だった。これ以外にもありがちなゲーム批判を黙らせる要素はある。RPGでよくある批判のひとつに「行動の幅が狭く一本道を歩くだけ」という批判とその逆で「オープンワールドは自由すぎて何をすればいいのか分からない」という批判がある。前者がFF13への批判で、後者がFF15への批判だ。
 100人いれば100通りの解釈があって意見が分かれる。どっちにしたって文句は出るものだ。
 「だったら両方やればいいじゃない」。そう考えたのだろうか?ドラクエ11は、前半が一本道で後半が自由散策というスタイルになっていた。これでありがちな「一本道vsオープンワールド」の批判合戦は、ほぼ成り立たなくなっている。
 言いがかりのような批判にすら丁寧に向き合って、じっくり作り込んだゲームだという印象を強く感じた充実感のある100時間だった。
 なお、ラスボスには一度負けた。これは、ぼくがドラクエのお約束を意図せず無視してしまったが故の失敗(アイテムを持っていくのを忘れた)。理不尽な強さのラスボスかと思いかけてしまって批判の声を上げそうになってしまった。でも、逆に考えるとラスボスが弱いと感じたらお約束を破って強いラスボスと戦うという選択肢があたえられているとも言える。最後の最後まで一本道に見せかけて多彩な選択肢を用意してくれている。