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CEATECに出るよ!

by 唐草 [2017/09/27]



 ぼくの書いたプログラムが、来週幕張メッセで開幕される『CEATEC JAPAN 2017』で展示される。さすがに出展者名はぼくではない。職場である大学名義での出展である。
 ジャンルとしては、教育分野におけるビッグデータ活用とディープラーニング(AI)と言ったところ。まさに今の流行のキーワードを詰め込んでみたといった趣がある。
 ぼくはAI分野にはまったく手を出してはいない。だから、厳密に言うとぼくのプログラムとAI関連の研究室の成果物の連携という形で実行されている。でも展示物としては、ぼくのプログラムが前面に出ることになるだろう。AIは優秀な学習をしているが、如何せんJSONの生データしか返さない。それって、一般の人にしてみればハッカーが黒背景のコンソールに投影していそうなよく分からない文字列にしか見えないだろう。要するに展示映えしないのである。
 対してビッグデータを収集する側のぼくの書いたプログラムは、ブラウザから操作するWebアプリなので分かりやすい。技術的なキモは地味なAI側にあるとは思うが、展示スペースではぼくのプログラムの方が目立つことだろう。
 それにしても、ぼくのプログラムがCEATECに展示されるに至るとは自分でも驚きである。小遣い稼ぎ兼趣味で書いていたプログラムが、ここまで上り詰めるとは感慨深い。自分のレベルアップを感じられる瞬間である。
 我流でガリガリとコードを書いているので、ちゃんとソフトウェア工学を学んだ人からすると許せないコードになっていることだろう。手っ取り早く動かすために推奨されるルールから逸脱している部分も少なくない。
 とは言え、プログラムなんて動いてなんぼだ。素晴らしいアイディアがあっても実現させなければ、絵に描いた餅でしかない。中身がグズグズだとしても、存在して、動いて、結果を得ている方がいい。それにCEATECは、技術見本展示会としての色合いが強い。製品を売る訳じゃ無いんだし、ぼくのような一点物を書き上げるプロトタイプ請負人みたいな人材をあてがうのが適切な人材配置なのかもしれない。なお、展示当日までバタバタしそうな予感がする。