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猫好みの映像

by 唐草 [2017/11/03]



 BSで『世界ネコ歩き』を見ていた。ネコと暮らしていても見たくなる良い番組だ。ぼくは、ネコよりも撮影をしている岩合さんを見たくて番組を観ているような気もしないでもない。
 幼いときに岩合さんの動物写真の写真集を見て以来、ぼくは岩合さんのファンになっているようだ。本棚には、ネコものを含めて5,6冊の写真集がある。本人に会おうとサイン会に足を運ぶようなタイプのファンではないけれど。
 『世界ネコ歩き』を観ているといつも不思議に思うことがある。我が家のネコも真剣にテレビを観るのだ。ネコによってテレビの見方は様々。テレビ台の上に乗って画面に映ったネコに触ろうとするネコもいれば、テレビ全体を見られる位置で微動だにせず画面を凝視しているネコもいる。テレビの見方にも性格が出るようだ。
 不思議なのは、テレビにネコが映れば何でも見るわけではないということ。動画サイトによってネコがおもしろい生き物であるということが認知されて以来、ネコを扱うテレビ番組は増えている。ちゃんと取材したものから、ネットに投稿された動画を放送している番組まで様々なものがある。
 でも、我が家のネコたちはそれらの番組には見向きもしない。テレビから猫の鳴き声が聞こえたときだけはちょっと反応を示すが、画面を凝視することはない。
 我が家のネコたちが観るネコ番組は、『世界ネコ歩き』だけなのだ。
 いったい何が魅力的なのだろうか?
 他のネコ番組との違いといえば、地面に這うような低いカメラアングルで撮影されていることが挙げられる。あのスタイルで撮影された映像は、ネコが普段見ている光景に近いのかもしれない。だからこそ、ネコ心をくすぐって画面に釘付けになってしまうのではないだろうか?
 人間だけでなく、ネコすらも満足させてしまうなんてさすが世界的な動物カメラマンだ。