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確率計算の夢を見る

by 唐草 [2017/12/12]



 今日は、大いにうなされた。悪夢を見て、夜中に目を覚ましてしまった。
 悪夢と言っても様々なパターンがある。一般的には恐れや不安などの負の感情が夢の形をとって頭の中で再生されてしまうのだろう。ぼくが時々遅刻する夢を見るのは、教員として遅刻することを極度に恐れているからだろう。
 また、外的な刺激によって引き起こされる悪夢もある。周囲の雑音などが夢に影響がでるものだ。ぼくの場合、布団の上に猫が載っていると足が動かせなくなる夢を必ずと言ってよいほど見ることになる。連日のように足が動かない夢を見るので精神的不安を抱えているのではと心配した時期もあったが、今は夢の中の自分が猫に載られていることに気が付くまでに成長した。もはや、ぼくにとって悪夢ではない。
 さて、今日は妙な悪夢を見るハメになった。上記の2つとも違う夢だ。
 夢の中でぼくは、必死に確率を計算して、その低さに絶望しているという夢である。
 こう書くと深刻そうな内容に聞こえるかもしれない。でも、心配無用である。ぼくが計算している確率は、ゲーム内の合成成功の確率とその合成を行うための素材の数の計算なのだから。
 実は、昨晩寝る前に攻略サイトを見て合成確率の算出式を調べていた。そして、試算したら悲しくなるような低い確率が目の前に現れてしまった。合成にチャレンジしようかと思っていたが、数字を見てアホらしくなり、ぼくの熱は急に冷めた。コントローラーを手に取ることなく、寝たつもりだった。
 だが、ぼくの本心は諦め切れていなかったようだ。確率を増すための組み合わせを寝ながら必死に試算していたようだ。その結果が、今日の悪夢である。
 プログラムを書いているときにこれに近い夢を見ることがある。良いアルゴリズムが組めなくて頭がパンクしそうな状態のまま寝ると夢の中で様々なアイディアが見えてくる。大半が、夢でしか成り立たないものだが、いくつかは目覚めるなり実装したものもある。
 プログラム以外で寝ながら考えるというパターンは、初めての経験かもしれない。
 悲しいかな、今日の悪夢は正夢としか言いようがない。目覚めてから確認したが、夢の中の試算はほぼ正解だった。要するにぼくが狙う合成は、最大でも1割程度の成功確率しか見込めないし、十分な期待値を得るためには100個単位でレア素材が必要になるということ。裏技は存在しない。