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無料で追いかける

by 唐草 [2018/03/11]



 昨年、『ジャンプ+』アプリのログインボーナスだけでマンガ『ハンターハンター』を読み続けていたら、最新話に追いつくことができるのでは無いかと考えたことがあった。その時の試算は、ここに書いてある。1話から(当時の)最新話の360話ぐらいまでを週2話のペースで読むと仮定した。つまり、180週ぐらいかかるので3年ぐらいかかる計算になる。では、3年の間に何話進むだろうか?年10話ぐらいだろうから、まぁ追いつけそうだと考えていた。
 あれから半年以上経過した今、マンガを巡る環境は大きく変わってきた。
 大っぴらに出来ない著作権を無視した限りなく黒に近いグレーな方法を採れば、すぐに最新話まで追いつける状況になってしまっている。一瞬良さそうな気がしてしまうが、今の状態って無計画な大規模焼き畑状態に近いように思える。こんな状態が続いていたら古い備蓄の価値は燃え尽きるし、新たな芽が出たとしても育てることさえ出来ない。ハッキリ言って不健全である。
 出版社も状況を変えようと様々な取り組みを始めている。市場が燃え尽きる前に新たなビジネスモデルへと生まれ変わることが出来るのか?たぶん今は出版、特にマンガ業界の大きなターニングポイントなのだろう。今後の様子を見極めていきたい。
 さて、話を『ハンターハンター』に戻そう。今、ジャンプ創刊50周年だかを記念して新旧様々な作品が『jump.party』という公式サイトで制限付きだが無償公開されている。1日に8話程度無料で読める。ミニゲームに参加したり、SNSでの拡散を手伝ったりするとさらに数話読めるようになる。1日12話ぐらい、つまり単行本1冊分ぐらいは読めるという太っ腹な企画である。
 ぼくは、これを利用して無償で『ハンターハンター』の最新話に追いつこう作戦を再開した。週2話のペースが、1日12話までペースアップ。あっと言う間に読み進めることが出来る。もう1週間以上利用しているので、200話を越えるところまで読み進めることが出来た。このペースだと3月中に公開されている範囲の最新話まで追いつけそうだ。3年計画でのんびり追いつこうと思っていたのが、驚異の速度で進んでいる。ぼくの読むスピードは36倍にアップしたが、連載速度はどうなのだろう?確実に追いつけるのは間違いないが、追いつけてしまうことが少し悲しくもある。