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まさか雪になるとは

by 唐草 [2018/03/21]



 今日は、何月何日だっけ?1月22日ぐらいだっけ?寒いし、そのぐらいだろう。雪が降っているし。と完全に現実逃避モードに入っている。
 寒すぎる。どう考えてもおかしいだろう。なんで、桜の開花宣言が出たあとに雪が積もっているんだよ!花鳥風月的な日本の美意識からすれば、桜の花と枝に積もった雪の組み合わせは優雅な歌の題材にはピッタリかもしれない。でも、そんな風雅な趣を理解する心もないし、雪と桜のどちらを季語にすれば良いのかを判断する知識もないぼくにとっては、ただの季節外れの寒い日でしかない。
 幸いなことに模様替えを済ませていなかったので、どうにか凍えないで済んでいる。ただ、自室にはエアコンしかないため足下は冷蔵庫のように冷え切っている。たぶん、この感じなら廊下に置いてあるサイダー缶は冷やさなくても美味しく飲めるだろう。寒いから飲まないけど。
 今期の冬は、激しかったなという印象しかない。記録的な大雪も降ったし、暖かい日は5月並。春は三寒四温と言うけれど、こうも寒暖差が激しいと従来の三寒四温とは違うものに思えてくる。無駄に接頭語を重ねてエクストリーム三寒四温とでも言いたくなる。体だってエクストリームな変化について行けそうにない。
 こうも寒暖差が激しいと平均気温という概念が意味をなさなくなるのではないだろうか?そんな心配も浮かんでくる。アホみたいに寒い日とバカみたいに暑い日が交互に来た結果、平均気温が例年並みとして記録されてしまう。寒暖差に散々振り回されたのに例年並みの一言で片付けられるのは癪である。統計的には平均値だけでなく、分散か偏差も示してもらわないと実情は理解できないし、後生にこの苛立ちを伝えることもできない。
 でも、だからと言って「今年の夏は偏差値72の夏です」と言われても訳分からないんだよなぁ。「頭良さそうな夏が来る!」とか偏差値の低そうなことを思ってしまう。どう示すのが適切なのか?そんな考えをまとめる余裕すらない気候変動がやってきているというのを震えながら感じている。