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電子書籍を支持する理由

by 唐草 [2018/05/03]



 今朝、天啓の閃きと共に目覚めた。夢を見たいたわけでもないし、寝る前に考えていたことの答を得たわけでもない。
 ちなみになる前に考えていたのは、シンギュラリティ前夜に起きる新しい犯罪の形について。超高性能な弱いAIの悪用と技術的特異点を越えたと主張する詐欺とかいろいろな問題が起こりそう。なんでこんなことを考えているのかと言えば、とてもとても難しい話なのであっと言う間に眠くなるからだ。退屈な講義で落ちるように寝てしまう仕組みを活かしたライフハックである。
 今朝ぼくが目覚めるなり気がついた事は、とても単純な事である。
 なぜ、ぼくは電子書籍を支持しているのかということの答である。
 本を購入する際に電子版を購入するのか、それとも従来通りの紙の書籍を購入するのかで意見は大きく対立をしている。あたかもキノコタケノコ論争のようである。それぞれの陣営が、己の正しさを主張すべく声を荒げている。
 電子書籍支持派の意見はこんな感じだ。
・何冊持っていようともかさばらない
・さまざまなデバイスで読める
・欲しいと思ったときにすぐダウンロードできる
 
 対する紙派の意見はこんな具合。
・所有する喜びがある
・線を引いたり付箋を貼ったりできる
・データ破損や配信停止などで消えることがない
 
 どちらの意見ももっともである。
 でも、ぼくは電子書籍の熱心な支持者であるにも関わらず、上に挙げた電子書籍派の意見に100%納得できていなかった。これらの理由には、なにかが違うというというか足りていないというような小さな違和感を感じていた。違和感の正体がついに判明した。それが今朝の閃きである。
 ぼくが電子書籍を支持しているのは、本が汚れないからだ。それだけである。
 紙の本だとページが折れたりすることもあるし、本棚に入れるときにカバーが破けてしまうこともある。ハードカバーだと栞の跡が残っていることもある。でも、電子書籍だったら本が破損することは絶対に無い。「なんだそんなことなんだ」と思う方もいるだろう。でも、絶対に本を汚したくないと考えているぼくにとって絶対に汚れない本というのは最高に魅力的なのである。今日までこの事実に気がつけないでいた。
 それにしても、なぜ目覚めると同時にこの事実に気がつけたのだろう?それが不思議でならない。