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.aiドメイン

by 唐草 [2018/05/29]



 トップレベルドメイン(URLの.comとか.jpみたいな後の部分)が自由化されて以来、様々なドメインが作られ販売されるようになっている。
 ぼくがkarakusa-lab.comを購入した頃なんて個人で買えるドメインは、".com"、".net"、".org"ぐらいしか無かったものだ。".jp"とかの国別ドメイン(ccTLD)は高級な印象すらあった。
 昔話ついでに書いておくと、10年ぐらい前まではツバルのドメインが人気だった。ツバルの".tv"ドメインは、放送関係のサービスとの相性が抜群である。本来はその国の中で行われるサービス向けに割り振るべき国別ドメインだったが、ツバルは貴重な外貨獲得手段としてドメインを売りまくったとかそんな話もあった。
 当時は、トップレベルドメインに厳しい制約があった。その中で工夫をしていたものだ。
 でも、そんな話はもはや古文書に記されるほどの昔話である。自由化された今、何種類のドメインが存在しているのかすら把握できなくなっている。".tokyo"とか".party"とか本当に様々なものが作られている。
 先日、ドメイン販売会社から「新しいドメインの販売が始まりました」というメールが届いた。
 AI時代の到来に備えて用意された新たなトップレベルドメインは、そのものズバリ".ai"だった。なんひねりもない。
 ただ、残念なことに".ai"ドメインを見ても、ぼくにはAIのこととは思えない。ぼくのPCの中にもたくさん保存されているAdobe Illustratorファイルの拡張子にしか見えないのだ。
 もし、Adobe社がAI関連の事業を始めて"adobe.ai"なんてドメインを取得したとしても、多くの顧客がIllustrator関連のサービスだと思い込んでしまうに違いない。少なくとも、ぼくは絶対にそう思ってしまう。
 ".ai"の話は、Adobe Illustratorを使っている人でないと違和感を覚えないかもしれない。もし、".ai"に疑問を感じなかったら".docx"とか".mp4"とか馴染みの深い拡張子がドメインになったと想像して欲しい。そうすれば、ぼくが感じている違和感を少しだけ理解してもらえるかもしれない。