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大荷物でGO

by 唐草 [2018/06/04]



 ぼくにとってPCは、大切な仕事道具である。ぼくとPCの関係は、プロドライバーにとっての自動車や画家にとっての絵の具のようなものである。PCが無ければぼくの存在価値は、ほぼ0である。
 仕事道具なので、それなりにこだわりがある。ただ、こだわっているポイントは他の人からでは分かりにくいかもしれない。
 コンピュータ関連の仕事をしていると言うと、新しいコンピュータを次々に買っていそうだと思われることがある。これは大きな間違いだ。ぼくがPCを買うのは、壊れたときだけ。常に最新のスマホを持ち続ける人のように短いサイクルで買い替えることは絶対にしない。最新であることよりも安定性を求めるこだわりと言えよう。
 Windows派なのかMac派なのかを聞かれることもあるが、正直どっちでもいい。20年近くMacを使っているが、次はWindowsかなと思っていたりもする。Adobeのソフトが動けば、OSなんてなんでもいいのである。
 ただ、ひとつだけ揺るぎないこだわりがある。それが入力デバイスである。キーボードとトラックボールへのこだわりは、常軌を逸したレベルであると自認している。
 キーボードは、茶軸以外認めない。叩く気すら起きない。周囲の人間が茶軸のカタカタいう打鍵音にストレスを感じて、ぼくのことを鬼のような形相で睨んでいたとしてもキーボードを変えるつもりはない。むしろ、そのこだわりの故に刺殺されても悔いはない。それぐらいにこだわっている。
 長年大型ボールのトラックボールを使っていたら、ついに体がマウスを受け付けなくなってしまった。先日、久々にマウスを使ったのだが肩が動かなくなっていたので、マウスを思い通りに操ることができなかった。マウスを使いたければ、リハビリをする必要があるだろう。
 先日、仕事場で新しいiMacをあてがわれた話を書いた。入力デバイスは、製品同梱の付属品しかない。打鍵すること自体が指への拷問のようなAppleのクソみたいな薄っぺらいキーボード。トラックパッドとマウスの悪いところだけを融合させたようなヌメッとしたマウスである。
 そんな機器を使って仕事をするぐらいなら、オフィスの窓から身を投げた方が楽である。
 だが、たかだか数千円の機器のために死ぬ気は全くない。
 だって、我が家にはバックアップのキーボードとトラックボールのセットが余っているのだから。と言う訳で、今日はテンキー付きフルサイズのキーボードと5.5cm大直径トラックボールを担いで出勤。ノートパソコンを背負うより大荷物なのである。