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サーバの物理的な移動

by 唐草 [2018/07/25]



 人間がまともに活動できる気温はとっくに超えていた今週前半。この高すぎる気温は、生命以外にも悪い影響を及ぼしていることだろう。最高気温を更新した先日なんて職場のビルが軋んで音を立てていた。無駄にオシャレなガラス張りの外壁がペキペキという不吉な音を奏でていた。いきなりガラスが割れても不思議は無い。生き物だけでなく構造物でさえ危険な領域に達しているのだ。
 ぼくが自分の体以上に心配しているものがある。それがこのサーバである。連日、36℃近い高温の中で稼働している。通常時ならばほとんど音のしない静音ファンが唸りを上げて回転している。理想的な動作温度域は、確実に越えている。内部温度は、50度近くまで上昇しているかもしれない。一応、扇風機で風を当てて排気の熱だまりができないように配慮はしている。でも、そんな配慮は焼け石に水かもしれない。
 根本的な対策を講じなければ、ハードディスクが熱で壊れてしまうかもしれない。実際に壊れなくても、「壊れるかもしれない」と不安を感じ続けているのは精神衛生上良くない。
 と言う訳で、本格的な対策を考え出した。
 サーバ室(という呼び名の物置部屋)に冷房を導入するのはコストが高すぎるし、今エアコンを買っても取り付けられるのはだいぶ先になる。きっと涼しくなってからの設置だろう。それでは意味がない。迅速かつ効果的な対応が必要なのだ。その結果、導き出されたのがサーバマシンの物理的な移動である。
 先日、自宅のローカルネットワーク構成を有線メインに変更した。これによりぼくの自室にもサーバマシンを置くことが可能になった。暑いサーバ室から冷房が稼働している自室へサーバを移せばすべての問題が片付くはずである。
 早速、設置変更を検討し始めた。
 ところが、物理的移動計画は開始5分で頓挫することとなった。
 電源が足りないのである。
 ぼくの部屋は、タコ足なんてかわいい表現が適さないほどのひどい電源配線状況にある。マルチタップのカスケード接続という危険な状況に近い。それでもすべてのコンセントが埋まっている。これ以上の配線強化は、火を噴く恐れがある。サーバマシンの電源を確保する余裕はどこにもないのだ。
 物理的移動計画は、コンセントの数という物理的な要因で頓挫することとなってしまった。もうしばらく熱に不安を抱く日々が続きそうである。