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眠すぎるのに目が覚めた

by 唐草 [2018/08/01]



 目覚めた瞬間から眠かった。なんでこんなにも眠いのに目が覚めるのか自分でも不思議なのだが目が覚めてしまった。別に目覚まし時計が鳴ったわけでも無いのに。
 今日は早起きをしなくてはならない特段の理由もない。二度寝してしまおう。そっと目を閉じまどろみの中へと戻ろうとした。
 だけれども、ぼくの元に睡眠はやってこなかった。まぶたを開けるのも億劫なほどに眠気を感じているのだけれども、あと一歩のところで眠りに落ちることができない。
 1mmぐらいまぶたを開いて部屋の片隅にある時計を確認する。文字盤は朝一の仕事がある日に家を出るぐらいの時間を指している。昨晩、夜更かしていたことを考えると十分な時間の睡眠をとっていないことは確かだ。この眠さは、純粋に睡眠不足に起因する眠さなのだろう。
 じゃあ、なんで目が覚めてしまったのだろう。そして、どうして二度寝ができないのだろう?ぼくはショートスリーパーではないし、震度3ぐらいの地震じゃ目が覚めない程度に眠りは深い方だ。目が覚めたのにも、二度寝ができないのにも何らかの理由があるに違いない。
 でも、その理由が分からない。体が地面に引っ張られているように感じるほど眠い今の頭では、その理由を合理的かつ客観的に説明するだけの確証を見つけることができない。
 眠れないなら、いっそ起きてやる。
 と言うことで、病み上がりのようにフラフラと起き上がるとカフェインを求めてリビングへと向かう。コーヒーのブーストで、どうにか両方のまぶたを同時に開けることができる程度には目が覚めた。
 優雅とは縁遠い燃料補給じみた朝食をとった後、自室へと戻る。ぼくの部屋は、窓が開いているにもかかわらず不快な熱気に包まれていた。朝だというのに既に30℃を越えていそうな感じである。すぐさま冷房を付ける。
 爽やかな夏の朝なんて言うものは、もはや過ぎ去った過去の記憶でしかない。昔ながらのラジオ体操なんてやっていたら、午前6時台から救急車が街を走り回ることになるだろう。
 そんなことを考えていたつもりだったのだが、気が付いたら1時間半ぐらい経過していた。一瞬で眠りに落ちていたようだ。
 そうか、部屋が暑くて眠れなかったのか。カフェインを摂取しても寝てしまうほどに眠いぼくを目覚めさせる今年の熱波。睡眠不足からの熱中症コンボであっさり死んでも不思議はないな。もう外に出たく無いどころか、部屋からすらも出たくない。