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コピペコペコピ

by 唐草 [2018/09/13]



 今日は、とある調査の集計結果をキレイにまとめるという作業に集中していた。
 約8,000件のデータを渡されたのが先日の話。この段階では、調査結果がエクセルの1つのシートにまとめられているだけだった。調査結果も多いし、調査項目が多岐にわたるのでエクセルの画面を横にスクロールしても縦にスクロールしてもなかなか空白の白いセルが現れなかった。
 エクセルの関数を駆使してデータの抽出を行うことを期待されていたのだが、あいにくぼくはエクセルに疎い。疎いが、ぼくは割とエクセルなどの表計算ソフトが好きだ。悪名高きエクセル方眼紙として活用しているわけではない。タブ区切りやカンマ区切りのCSVファイルから特定の列だけ抜き出すという目的のためだけにエクセルを活用しているのだ。一般的な活用方法からかけ離れた原始的な使い方だが、ぼくにとっては最重要なこと。自作プログラムの出力が無味乾燥なCSVファイルでもいいのは、エクセルのサポートがあるからこそだ。
 さて、エクセル関数を使えないぼくは、他人に見せるのがはばかられるようなひどい自作プログラムを実行して求められる集計作業を片付けていった。
 CPUを無駄に発熱させて集計を終えたが、手元には自作プログラムが無計画に書き出した30個近いファイルが並んでいた。中身は、タブ区切りで数字が羅列されているだけ。昔の紙テープよりは読みやすいかも知れないが、集計結果も、このままでは他人に見せられるものではない。可読性を高め、説明せずとも内容を理解できるように整理する必要がある。
 ここでようやくエクセルの出番がやってくる。
 集計結果をコピペして、ひとつのエクセルファイルにまとめていく。まとめたデータを割合表示などに変換していく。変換されたデータをグラフにしやすいように更に抽出していく。
 作業の中身は、極めて単純である。同じような数値が何十行も並んでいる中から特定の行だけをコピペするだけである。頭を使う作業というよりも手をリズミカルに動かす流れ作業である。
 だが、ぼくは単純作業の魔の手にハマってしまった。画面中に並ぶ数字だけを眺めて同じ動作の繰り返しを重ねているうちに自分の行為がゲシュタルト崩壊してしまった。
 何をコピペしているのか分からなくなってきたし、どこをコピペすればいいのかもわからなくなっていった。歯車の壊れた機械が、動力を伝えられないまま空回りしているような状態に陥っていた。最終的に同じ内容を4回コピペして、同じグラフを4つ作ってしまったところでようやく気がついた次第だ。
 コピペを繰り返していると、Ctrl+Vを押すたびに脳細胞が死んでいっているように思えてならない。