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by 唐草 [2018/09/14]



 先日、数年ぶりに電車の定期券を買った話を書いた。長らくただの電子マネーカードだったぼくのSuicaは定期券に変身したわけだが、重くなったりとか大きくなったりという物理的な変化はなにもない。カード表面に地味な駅の名前が2つ印字されてダサくなっただけ。本当に定期券になったとは思えないのだが、一応使えている。
 通勤の際にSuicaの残高を気にしないで良いのは楽だ。だが、実は弊害がないわけではない。
 これまでのぼくにとってSuicaのチャージには、電子マネーを購入しているということ以上の意味合いがあった。実は、両替が一番の目的だったのだ。
 同じ一万円を持っているとしても、一万円札1枚と千円札10枚だったら千円札10枚の方が支払能力が高いと言える。もちろん日本円としての価値は同じだが、使い勝手まで含めると千円札たちに軍配が上がる。千円札ならコンビニで使っても嫌な顔をされない。職場の食堂の食券機は千円札しか使えないので、一万円札があっても食事にありつけないのだ。
 だから、ぼくはいつも千円札を複数枚持つことにしている。そのために両替が欠かせないのだが、両替目的で商品を購入するのは店に申し訳ないような気がしていた。それに端数の小銭もたくさん渡されることになる。そこで注目していたのがSuicaのチャージ。これなら機械相手だから嫌な顔もされないし、1000円単位のチャージなので小銭が発生しない。まさにベストな両替方法だった。
 だが、定期券になったことによってチャージの必要がなくなった。これにより、ぼくの財布は深刻な千円札不足となっている。千円札を補充するためだけにチャージしたのだが、このままだとSuicaのチャージ上限に達してしまう。チャージするために使わないといけないという本末転倒な状況に一歩ずつ近づいているのだ。
 さて、どうやってSuicaの中身を使おう?
 頻度と額面を考えるとコンビニでの支払いに使うのが一番だろう。だが、知らない人に対しては「はい」か「いいえ」しか言いたくない根っからの勇者的ななぼくにとって、会計のたびに「Suicaでお願いします」と言うのはなかなかハードルが高い。それに今までずっと現金払いを貫いてきたので、どのコンビニでSuica払ができるのかも分かっていない。
 たしか、セブンイレブンは使えたような気がする。セブンイレブン原理主義者のようにセブンイレブンばかり使っているので普段は問題ないかもしれないが、他のコンビニに行っていつものようにSuicaを出して冷笑されてしまう未来が容易に想像できる。
 今の日本は、電子マネー化の過渡期。様々な規格が乱立している。ぼくがコンビニバイトにため息混じりの薄ら笑いを向けられないためにもSuicaに覇権を握ってもらいたいものだ。頑張れ、ペンギン。