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良いQTE、悪いQTE

by 唐草 [2018/10/06]



 アクション、ロールプレイング、アドベンチャー、パズル、レース、格闘などゲームにはたくさんのジャンルがある。最近ではジャンルの垣根をまたぐようなゲームも増えてきている。多くの人に支持されるゲームもあれば、光が当たること無く忘れ去られたゲームもある。そして悲しいことに、ネガティブな記憶だけが残って多くの人々からヘイトを向けられてしまうゲームさえある。
 嫌われてしまうゲームは、何が悪かったのだろう?システム?キャラクター?ストーリー?マップ?音楽?
 人によってゲームが嫌いになる要素は様々かもしれないが、ぼくはQTEと呼ばれるシステムを採用しているゲームが好きになれずにいた。QTEは、Quick Time Eventの略称で、唐突に「Aボタンを押せ」とか指示してくるやつだ。
 忘れもしないのはバイオハザード4のQTE。強力な銃をぶっ放してゲームを進めていたのに、ボスっぽいのが出てきたらいきなりナイフを構えだした。何事かと思って呆気にとられているうちにゲームオーバーになってしまった。銃を撃つ気満々だったぼくは、QTEにすら気が付かずに死んでいたのだ。以来QTEを目の敵にしていた。
 ネットを見てもQTEを嫌っている層は少なからず存在しているように感じられる。多くの賛同を得られていないのにゲームに組み込まれるのは何故なんだろう?
 開発者側は、よりダイナミックで緊張感のあるレベルデザインを目指しているのだろう。でも、プレーヤーからすると唐突にゲームシステムが変わってしまったようにしか感じられない。なんでさっきまでゾンビにガブガブ噛みつかれてもちょっと薬を摂取すれば元気になっていた男が、たった一度ナイフで刺されただけで死ななくてはならないんだという不満が募るばかりだ。これは、ボスに圧勝したのに戦闘後のイベントで辛勝したかのように描かれるのより納得ができない。さらに大抵の場合、1回のミスでゲームオーバー扱いされる。これが失敗したときのストレスをより大きなものにしているのだろう。
 だから、ぼくは長らくQTEを嫌っていたし、製作者の驕りだとさえ言い切ってきた。
 でも、ちょっとだけ考えを改めることにした。ここのところ『Detroit: Become Human』で遊んでいる。このゲームは基本的に選択肢を選ぶ古典的なアドベンチャーゲームなのだが、いたるところでQTEが発生する。でも、それを不快に感じることは無い。
 何故だろう?
 たぶんQTEが発生しても操作が変わらないからだ。通常の操作の中にQTEが組み込まれているので違和感なく操作できる。右腕はRボタンで操作するなど動作とボタンの関連性が自然なのもいい。(低難易度なら)ミスをしてもリカバーの機会が用意されている優しさもある。
 QTEというシステムが悪いのではなくて、導入の仕方が悪いんだと気が付かされた。これからは食わず嫌いせずにQTEの良いところも見つめてみようと思う。でも、バイオ4は許さない。ナイフを捨ててマグナムを撃ち込めよ!