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胃袋に極振り

by 唐草 [2018/11/09]



 生まれて初めてアメリカ東部時間を意識することとなった『Fallout 76』のβテスト。開催期間は今日までだった。日本時間に直すと午前4時スタートという感じだったので夜更かしは諦めて、早起きすることを選んだ。薄暗い部屋で目をこすりながらβテストに参加したのは、いい思い出になりそうだ。
 FalloutシリーズはFPSシステムを採用している銃撃ちまくりのゲームであるが、その見た目とは裏腹に純然たるRPGである。レベルが上がると銃の威力が増す不思議ワールドである。Falloutでプレーヤーのレベルが上がると、レベルアップごとに好きなステータスを1ポイント成長させることができる。自分好みのキャラを育てられる海外のRPGによくあるスタイルである。
 どのステータスを中心に伸ばしていくかで性格が出ることだろう。
 ぼくはFalloutでも、他のゲームでもキャラクタービルドの方針はだいたい同じ。ミスっても簡単に死なないように耐久力を上げまくるスタイルである。
 新作の『Fallout 76』では、バトル要素よりもサバイバル要素が重要になっている。そのため食べ物や飲み物を確保しながら冒険に出る必要がある。核戦争後の世界が舞台なので屋外にあるありとあらゆるものが汚染されている。普通に狩りをして食料を確保しても、放射能でダメージを受けたり、病原菌を拾って病気になってしまうというシビアなゲームバランスになっている。緊張感があって楽しいが、少し神経を使うのも事実である。
 ぼくは様々なスキルを確認した上で、食べ物や飲み物からのダメージを最大限軽減するスキルから取得していくことにした。こうすればより安全に長距離を冒険できるし、食料や飲み物の確保に時間を割く必要が減るので気を配りながらゲームに向かわずに済むという判断である。
 奇しくもぼくが求める食事スキルは耐久力カテゴリーだった。まるでお決まりのように耐久値にポイントを振りまくった。
 その結果、画面の中に登場したぼくの分身は鉄の胃袋ゲットしたようだ。汚染水をガブガブ飲んでも放射能なんてへっちゃらだし、怪しげな肉を調理したものを食べても病気になる心配もない。そこら辺に落ちているどんな物を口にしても、まったく平気という頼もしいキャラとなった。やはりステータスを自由に伸ばせるときは、何かひとつに集中したほうがいいのだろう。
 そんな訳でぼくの『Fallout 76』は、とりあえずなんでも食べてみるグルメ珍道中になっている。