カレンダー

2018/01
 
   
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

トイレで何してるの?

by 唐草 [2018/11/28]



 ややシモネタ注意
 
 ここのところ職場でぼくのいるフロアの男子トイレが詰まるという困った事態が頻発している。ぼくも数度詰まっている場面を見たことがあるし、同じフロアの人々も度々目にしているらしい。なにより清掃を担当している業者さんが「また○階のトイレが詰まってた」と会話をしているのを耳にした。プロが呆れるほどの頻度だということだ。
 フロアの男子トイレには2つの洋式便器が設置されているので、そこまで大事にはなっていない。でも、お腹の調子が急降下したときにトイレに飛び込んだトイレが詰まっていたら大惨事になってしまう。だから、用を足す前に詰まっていないかを確認することが欠かせない緊張の每日が続いている。
 詰まっている状況には毎回不思議な類似点がある。それは大量のトイレットペーパーだけが浮いているという状況。他のものは何も浮いていない。
 ポイントは、クシャクシャに丸めたいかにも使用後と言った紙が浮いているのではないこと。まるでトイレットペーパーホルダーに掛かっているペーパーをそのままトイレに投げ込んだかのようなものが浮かんでいるのである。とにかく紙の量と形状が尋常では無いのだ。
 トイレットペーパーのロールを手に取ればすぐに分かると思うが、1ロールそのままでは尻を拭くことはできない。どう考えても尻の割れ目よりもカーブが緩い。いったい何をすれば1ロール分ものトイレットペーパーを1度に消費できるのだろうか?ぼくが以前にウイルス性胃腸炎にかかったときも相当な量のトイレットペーパーを消費したが、1度に1ロールを使うことはなかった。どう考えても本来の使用方法や使用目的から逸脱した使い方をしているはずである。
 度重なる緊急清掃に業を煮やした業者さんが「トイレットペーパーの使いすぎに注意」の張り紙を貼っていった。これで問題が収まるといいのだが、残念ながらぼくには明るい未来が想像できない。トイレの個室という閉鎖された空間で繰り返される行為なので、犯人もバレにくいと考えているだろう。一方のぼくだって、トイレに張り込んで犯人を暴いてやろうとは考えていない。第一、そこまで暇じゃない。
 この先もずっと犯人に有利な状況が続くことは間違いない。なにより犯人がナニをしているのか分かったときに注意できる気もしないんだよなぁ。トイレで隠れてコソコソやる(しかし豪快にペーパーを使う)ことなんて、絶対にロクなことじゃない。見たくないし、知りたくもない。