カレンダー

2017/09
     
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

2018年のオタクメガネ

by 唐草 [2018/12/10]



 メガネというのは実用性のある、いやそれどころか人によっては命をも左右するアクセサリーである。指輪やピアスがなくなっても路頭に迷うことはないが、メガネだとそれが起こり得る。ぼくにとってもメガネは欠かせないアイテムである。もちろん視力矯正という実用性を第一に考えているが、腕時計さえしていないぼくが身につける唯一のアクセサリーでもある。何種類ものメガネを取っ替え引っ替えしているわけではないが、メガネを選ぶ際は見た目を最優先している。
 ファッションアイテムとしての側面があるのでメガネにも流行り廃りがある。ここのところウェリントンタイプとかの少しレトロなメガネがリバイバルしている。ファッションは周期があるので古いアイテムに注目が集まることもある。次に何が流行るかなんて簡単には予想できない。
 30年後ぐらいに今のメガネを見たらどう感じるのだろうか?あるタイプはオシャレに見えるかもしれない。一方でいかにも古臭いと笑われてしまうものもあるだろう。
 逆に考えてみよう。2018年を生きるぼくたちが、80年代のメガネを見たらどう思うだろうか?レトロなメガネがリバイバルしているのでオシャレに見えるものもある。その一方で「あぁ、当時のオタクが好みそうなメガネだなぁ」と苦笑いしてしまうものもある。
 ダサい方の代表格が、やたらにレンズの広いメタルフレームのメガネだろう。若い頃のビル・ゲイツがかけているようなメガネと言えば理解してもらえるのではないだろうか?ぼくの通っていた大学のネットワークエキスパートな先生が、そんなメガネを掛けていた。恩師に対してこういうものなんだが、ぼくが学生の頃からダサかった。残念なことにまだリバイバルは起きていないし、この先も期待できないだろう。
 30年後にこんな風に「オタク臭い」と思われるメガネってあるのだろうか?今のIT系の成功者を思い浮かべてもメガネのイメージがない。みんなコンタクトなのだろうか?セレブのことは忘れて、ぼくの周りを見てみるとオタクっぽい人はたくさんいるが80年代のようなステレオタイプはまだ形成されていない。チェックシャツブームも去ってしまったし。
 30年後にダサいと言われるものが、どんなメガネなのかサッパリ予想できない。予想するのではなく鏡を見つめるだけで答が分かるのではないか?とぼくのゴーストが囁いているような気がするが、これは絶対に気の迷い。