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失敗オールスターズ

by 唐草 [2018/12/23]



 先日、インストールしたWindows 10が32bit版だったという話を書いた。いったいどれだけの人が32bit版Windows 10を使っているのだろうか?指折り数えられるんじゃないかと思えてしまうほどに少ないことだろう。しかも、ぼくのように意図せずインストールしてしまった人が大半なのではないだろうか?
 古いシステムを工夫して使うのが好きなぼくでも、さすがに32bit版Windows 10を使う気は起きない。調べたところ32bit版から64bit版への同バージョン間アップデートが可能らしい。と言う訳で、Windows 10からWindows 10へのアップデートという妙な作業が始まった。
 だが、この作業は想像を絶する苦難の連続となることをぼくは知らなかった。その苦難の記録を箇条書きにして残しておこう(普通に書いたら2000字越えちゃった)。

1.推奨通りWin10インストールツールを使ってUSBインストーラーを作る。
 だが、Mac proが古いのでUSBから起動できなかった。

2.macOSに切り替えてWin10の全部入りISOを落とす。
 bootcampのUSBインストーラー作成機能を利用しようとするが、項目が表示されず断念。

3.コマンドからUSBインストーラーを作る。しかし、認識されるが起動しない。

4.USB起動ディスク作成ソフトを利用して再度USBインストーラーを作る。だが、またしても認識されるが起動しない。

5.USBインストーラーを諦め、DVDを作ることを決意する。だが、ドライブのトレイが出たり入ったりを繰り返してDVDをセットできない。
 頭に来たので力業でトレイを引き出しDVDを押し込む。すると今度は吐き出す。どうみてもディスクトレイがぼくをおちょくっている。

6.繰り返す内にトレイが落ち着いたのでISOを焼こうとするが、容量が大きすぎて焼けない。

7.再びWindowsに戻る。
 インストールツールからDVD用ISOを落として今度こそちゃんとDVDを焼く。

8.DVDから起動。
 ついにWin10のインストールが始まるが、ディスクに焼損じあって無念の途中終了。ブランクディスクも無いのでこれ以上DVDを作れない

9.すべてを初めからやり直すことを決意。
 昔購入したWin7のインストールDVDを取り出し、まっさらなWin7環境を構築する。

10.再度Win10インストールツールを落とす。
 ようやくWin10のインストールが始まるが、ライセンスキーが無いと怒られる。
 新規インストールをしたので認証情報を自分で消してしまったのだ。

11.パッケージに書いてあるライセンスキーを入力するもはじかれる。
 使用済みWin7のキーでは、Win10の新規インストールができないことを知る。

12.ここでWin7の認証を行っていないことを思い出す。普通に認証を行う。
 これでようやく普通にインストールできるようになる。

 ありとあらゆる失敗のオンパレードである。USBインストーラーにこだわったせいで、恐ろしく遠回りをしてしまった。古い人間だからやっぱりメーカーがプレスしてくれたディスクが一番好きだわ。もう自分で焼きたくないし、USBメモリも見たくない。