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強欲な復旧計画

by 唐草 [2019/01/12]



 ぼくの死にかけMac pro(4.1)をどこまで改造するかの思案がずっと続いている。延命したところで十分に活躍できるかも怪しいし、完全にサポート外のことを行おうとしているので成功する確率も低い。とは言え、安全策を採って地味な改造にとどめても得られるものは「改造してやった」というぼくの満足感だけだ。どうせなら満足感だけでなく、十分な成果もほしいところだ。
 おかげで価格.comでパーツの値段を調べては一喜一憂する日々が続いている。このままだと掲載されているすべてのグラフィックカードの値段を網羅してしまいそうだ。
 当初グラフィックボードは、安価に済ませようと考えていた。「でも、どうせなら少しでも性能が良い方がいいよね」とか言っているうちにGTX 1050Tiまで射程圏内に入ってきた。最初は5,000円以内で済ませようと考えていたのに、今の予算は20,000円以内までに膨らんできている。東京オリンピックの予算並みの勢いで予算が膨らみ続けている。
 ここのところグラフィックボードのことばかり書いていたが、実はメモリにも頭を悩ませている。
 以前の環境なら搭載されている6GBでギリギリ済んでいた。でも、アップデートをした今、6GBでは足りていない感じになっている。やはり最低8GBは欲しい。いや、やっぱり16GBぐらい欲しい。欲を言えば32GB欲しいのだけれども…。こんな具合ににメモリに関しても、まるでオークションの入札のように貪欲な感じになってきている。
 それに内蔵のハードディスクもそろそろ寿命を迎えるだろう。できれば元気なうちにSSDへ移行しておきたい。
 総額2万円でMac proを生き返らせようというプランだったが、どうも全然足りそうにない。次から次に欲しいものの要求が上がっていく。どこかで妥協しなければならないことは承知しているのだが、歯止めが効かないのが趣味の怖いところである。このままのペースで予算が増えていくと、新しいMacを買った方が安くつくなんてことになりかねない。
 でも、最新のものを買っても古いMac proで動く保証はない。最悪、全然動かないというパターンもあり得る。それを考えると今回の改造はギャンブル的な性質が強いと言えるだろう。そのスリルがぼくの物欲を搔き立てているのかもしれない。