カレンダー

2017/08
  
  
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

それいけ、ハッキントッシュ

by 唐草 [2019/01/21]



 先々週ぐらいに死にかけのMac proのためにいくつかのPCパーツを買おうと画策しているということを書いた。今日は、そのオタク趣味な顛末を書いておこう。
 まずは、メモリから。
 トリプルチャンネル仕様の変態ハードなので同じサイズのメモリを3枚セットで使うことが推奨されているぼくのMac pro。だから2GBのメモリが3枚刺さっていた。でも、実は4スロット目が用意されている。空きスロットを利用すれば今使っているメモリを無駄にせず増設できるのではないか?試しに余っていた1GBのメモリを刺したら案の定動作した。2GBが3枚、1GBが1枚の合計7GBというのは2進法に支配されているコンピュータの世界だとなんだか気持ち悪い。それに今の世代のOSを動かすには微妙に足りない。最低8GBは欲しい。いや、8GBを増設したい。欲望はとどまるところを知らない。
 そこで、今使っているのと同じ規格の8GBのメモリを買おうとした。しかし、PC3-10600なんて古い規格で、しかもECCだけ積んでRegiter未搭載の微妙なメモリーは市場に残されていなかった。だから下位互換を信じて、1つ上の規格であるPC3-12800規格のメモリを購入した。悲しいことにマザーボードは古いPC3-8500規格なんで完全に宝の持ち腐れである。高速な規格をゆっくり動かすことで8GBの増設に成功した。その結果、総容量14GBとなり最低限の容量は確保できた。でも、相変わらず7の倍数のままで、なんとなく気持ち悪い。
 続いて、グラボ。
 安いので済まそうと思っていたのに、気が付いたらGTX 1050Tiを買っていた。中の下と言ったところだろうか?MacでもWindowsでも問題なく動いているのだが、想定済みの厄介な問題も起きている。Macの起動システムに対応していないので、ブートローダーの画面が真っ黒のまま。何も表示されていない画面相手に操作をしないと希望のOSを起動できないという手品のようなトリックプレーが必要になってしまった。分かっていたが、想像していたのよりずっと面倒である。
 あと、MacにNVIDIAのドライバー導入する際はOSのビルド番号まで一致させないとインストールできないという厄介な問題があった。10.13.6なら全部対応可と思ったら、セキュリティーパッチを導入した10.13.6のG4015じゃないとダメだとインストーラーに怒られた。Mac使って20年ぐらいになるけれどビルド番号まで意識したのは初めてだった。ハックしたmacOSを導入しているのでセキュリティーパッチの導入は大変だったが、どうにか成功。画面のGPU表示が可能になり、スクロールした際の画面のチラつきが解消された。期待通りの結果である。
 メモリ増設とGPUアップデート、ともに成功と言えるだろう。2万円以内で済ませたかったけれど、気が付いたら3万円近い出費になっていたことには目をつぶろう。