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ゲラルトさん

by 唐草 [2019/02/09]



 本当に久しぶりに、たぶん半年ぶりぐらいにモンハンワールドを起動させた。MHWはとてもよくできたゲームだったけれど、アップデートを重ねるごとにカプコンの悪い癖が出ていた。それは、廃人と呼ぶべき凄腕の上級者の要望を満たすための高難度化。スマホゲームのインフレ並みの勢いでモンスターが強化されていった。並ハンターであるぼくは、早々にアップデートの強い波からはじき出されていた。
 だから、コラボの話が出ても大型DLCの話が出てもまったく興味がわかなかった。どうせ、ぼくの腕じゃ太刀打ちできない。初めから無様に地面に横たわる未来しか想像できないほどに悲観的になっていた。
 そんなぼくがMHWを起動させたのである。これは一大事だといっても過言ではない。
 理由はたったひとつ。Witcher3コラボのせいである。
 このタイミングで発売から何年も経ったWitcher3とコラボをするのかはよく分からない。でも、Witcher3好きとしてコラボを見過ごすことはできなかった。プレーすることが義務であるかのような気分でゲームに向かったのである。
 最近、他のコラボするゲームをよく見かける。たいていの場合は、他のゲームの主人公などの衣装が手に入るぐらい。作りこんであっても、コラボ先の敵をイメージしたイベントバトルがある程度。ようするにゲーム内でのコスプレショーといった程度である。でも、それだって十分楽しめていた。
 でも、今回のWitcher3コラボはそんなコスプレショーとは一線を画していた。
 恐ろしく長いゲームであるWitcher3を周回プレーしているほどのファンであるぼくが、遊んでいるゲームがWitcher3なのかMHWなのか混乱するほどに作りこんであった。キャラクターの見た目の再現にとどまらず、MHWには存在しない魔法などのアクションもしっかりと移植していた。ボスモンスターも新規で完全移植されていた。これだけでもすごいが、ゲームのUIまでもWitcher3風になっていた。さらにはフルボイスで新規のシナリオまで追加されている。
 コラボと言うより、MHWがWitcher3を飲み込んだというぐらいのクオリティーだった。これが無料だなんて信じられない。
 大いに楽しめたのは間違いないのだが、半年ぶりのモンハン、しかもコラボの雰囲気を守るために武器縛りまでした。おかげでプレーの中身はグダグダ。50分制限でクリアタイム48分20秒。しかも2回死んでる。ぼくの操るゲラルトさんは弱すぎる。ちょっと片手剣の練習してから、もう一度遊ばないとなぁ。あんな弱いのゲラルトさんじゃない。