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ローマ数字にイライラ

by 唐草 [2019/03/04]



 知っての通りこのブログでは、ゲームの話題を扱うことが多い。ぼくの生活時間の半分以上、そして脳内の85%以上がゲーム関連の話題で占められているので当然の結果である。
 ゲームの話題を書く際のぼくは、まさに水を得た魚。オタク+ゲームの組み合わせは、聞いている方がウンザリするほど話が長引くものである。とは言うものの、ひとつだけぼくを悩ませている問題がある。それが、シリーズのナンバリング表記である。例えばドラクエの話を書くとき略称はどう書くべきなのか?「ドラゴンクエストXI」を略すのなら「ドラクエXI」が良いのか、それとも「DQ11」が良いのか?ぼくが口頭で話すときは「どらくえ じゅういち」と言っている。それを文字に起こせば「ドラクエ11」となる。毎回思いつくままに略称を書いているので、ぼくの表記は雪上でスリップした車の動きのように予想できないほどにブレている。
 個人でさえローマ数字表記をどう扱うかがブレがちだというのに、大勢でローマ数字を書いたらどんなことになるだろう。結果は言わずもがな、大混乱である。
 今日は、日本人が書くローマ数字に振り回される一日となった。
 「〇〇3」が見つからないという電話がすべての始まりだった。口頭では「3」と言っているが、「3」の部分は実際の表記はローマ数字である。
 電話口の主張の通り「〇〇III」でデータベースを検索しても、本来は4件ほど見つかるはずが1件の検索結果しか出てこなかった。Googleで検索したのならば、件数が少ないほうが良いだろう。でも、登録内容が決まっているデータベースで結果が返ってこないというのは大問題だ。なぜなら、登録内容に欠落があったことを意味するからに他ならない。
 ぼくは検索範囲を広げるために検索ワードをより広範囲にヒットする「〇〇」だけにした。
 すると見るもおぞましい結果が画面いっぱいに表示されることとなったのだ。
 データベースには、「〇〇I」から「〇〇IV」まで登録されている。同じ数字でも小分類が異なるので「〇〇I」だけでも約30件ほど存在している。だから、合計で100件近く表示が出ることは想定していた。ぼくを唖然とさせたのは件数の多さではない。ローマ数字部分の表記である。
 あるものは全角のアイ「I」を使って表記をしていた。また、別のものは半角のアイ「I」を使っていた。さらに別のものは機種依存文字でもある全角のローマ数字「Ⅰ」を使っていた。人間の見た目には大差ないかもしれないが、コンピュータ的には大違い。完全に別物である。見つからなかった「〇〇3」は、全角のアイが3つ並んでいた。検索しても出ないはずである。
 学校の情報教育では、こういう違いについて教えてほしい。ワードやエクセルなどの特定のソフトが使えることよりもずっと大事である。