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Googleの墓

by 唐草 [2019/04/05]



 先日、Google+がサービスを終了したというニュースを見た。人によってこのニュースへの反応は様々だろうが、ぼくは「まだやってたんだ」という他人事の感想しか出てこなかった。1回も利用したことがないのだからこんな感想しか出しようがない。それでも名前を知っているだけマシなのかもしれない。
 Google+に関するぼくの記憶を紐解いてみよう。リリース当初は、Google発のSNSでfacebookの対抗馬になると騒がれていた。しばらくして、Googleのサービスを利用するためにはGoogle+のアカウントを取得していなければならないというような利用規約の改正がなされた。不本意だったけれど仕方なく規約に同意して使うつもりのないGoogle+ページを開設した。運悪くそのとき仕事用に5個ぐらいのアカウントを使っていたので、ウンザリしながらすべてのアカウントでGoogle+ページを開設するはめになった。このせいで、ぼくの中のGoogle+に関する印象は最低最悪になっているた。
 そんなことを思い出したら数年前のことなのにムカムカしてきた。「Google+終了おめでとう!」と大きな声で言ってやりたい。
 Google+は、規模の大きさ、浮き沈みの激しさ、Googleですらfacebookを倒せなかったことなど話題がたくさんある。そのおかげでサービス終了がIT界隈限定だがちょっとした話題となった。
 Googleは、Gmail、Chromeブラウザ、Googleマップ、YouTubeと大きなサービスを次々成功させている。だから常に勝者のイメージがある。でも、実際には常勝の王者とはいい難いボロボロな戦績なのだ。圧倒的な資金力と開発力で次々に新サービスをリリースして、ちょっとでもうまく行かなければすぐに止めるということを繰り返している。Googleの足元には、夢半ばに散った多くの死体が層を成して重なっているのだ。
 Google+終了の少し前、ぼくが愛用していたGmail+スケジュール管理のInboxというサービスの終了がアナウンスされた。Gmailは今後Inboxに移行するという大胆なプランを掲げていたが、メールの代名詞級に知名度のあるGmailからユーザを移行させることはできなかったようだ。使っていたぼくも画面の違うGmailアプリぐらいにしか感じていなかった。
 その他だとGoogleグラスの開発中止はインパクトに残っている。いかにもSF的なデバイスだったが、早すぎたのか?それとも正しくない進化だったのか?なにも分からぬうちに消えた。
 多くのプロジェクトが、時代に爪痕さえ残せずに消え去っていった。そんな遺物を懐かしむサイトがある。それが、The Google Cemeteryである。覗いてみると懐かしいサービスもあれば、聞いたことすら無いサービスもある。
 数年後、暮鐘の数はどれだけ増えているのだろう?