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逆順読破

by 唐草 [2019/04/21]



 ぎっくり腰だったこの一週間は、とても退屈な一週間だった。仕事を早退したり休んだりして、療養という口実の元をたてに家でゴロゴロし続けていた。状況としては理想的な休日像に限りなく近い。でも、同じゴロゴロしている状況であっても、それが望んだものでなければありがたみはない。
 ゴロゴロしているのが楽しいのは、多くの選択肢の中からもっとも堕落した選択をしたという背徳感によるところが大きい。ケーキを食べたあとにアイスクリームまで食べてしまうような背徳感である。
 一方、今回のゴロゴロ生活は、安静を強要された結果だ。ぼくが自ら選んだ選択ではない。だから心の底から退屈を感じていた。
 そんな、ぼくを支えてくれていたものがある。身体的な支えは、コルセットと杖だった。心を支えてくれたと言うと大袈裟だが、退屈した心を埋めてくれたものもある。それはマンガがたくさん収録されているKindle端末だった。
 腰に負担をかけないようにまるで霊安室の死体のように姿勢よく寝転がっていると大好きなゲームで遊ぶことさえ困難だった。できることと言えば、読書ぐらい。でも、本棚までの移動と棚から本を出す動きは腰に優しくない。そんな状況だと何冊ものデータが収蔵されている電子書籍端末がありがたい。Kindleを購入して何年も経っているが、今回が一番ありがたみを感じた。
 ぼくが読み始めたのは、某グルメ(?)マンガの最新刊だ。たしか、約1年ぶりの新刊だったはず。ストーリー展開よりも奇想天外な発想とゆるいギャグ要素に期待しながらページをめくっていった。これまでの内容を裏切らない期待通りの面白さだった。読んでいる間は、腰の痛みを忘れるほどだった。
 でも、待望の新刊と言えども1年ぶり。久々に作品の世界へと戻った感じで、ところどころ物語の流れを忘れている部分があった。特に脇役連中の関係性を忘れていた。
 これでは最新刊である7巻を存分に楽しめとぃるとは言い難い。物語を100%楽しむためには復習が必要だ。と言うことで、1つ前の6巻を読み返すことにした。すぐ1つ前の巻にアクセスできるのが電子書籍のありがたい点だ。
 読み返してみたら想像以上にいろいろ忘れていることが明らかになった。6巻を読み還すだけでは、十分に内容を理解できなかった。もっと復習が必要だ。
 と言う訳で次に5巻を読み返した。だいぶ物語がつながってきたが、まだ抜けがある。よし4巻も読み直そう。そんなことを繰り返していたら2巻まで戻ってきてしまった。
 こんなことになるなら1巻から読み始めておけばよかった。