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安全の正体

by 唐草 [2019/06/03]



 先日、職場で強制的に導入させられたセキュリティーソフトの優秀さに驚いたという話を書いた。まさか20年前のPCゲーム用のチートツールまで検出してくれるなんて夢にも思わなかった。この性能なら古いマルウェアへの感染は恐れる必要もないだろう。
 だが、今のマルウェアはインフルエンザウイルス以上の勢いで進化している。従来のプログラムパターン検出では新型を防ぐことはできない。そんな時代の変化を受けて、セキュリティーソフトの役割が防御から拡散防止へと変化していると聞いたことがある。イメージとしては、ワクチンから風邪薬に役割が変わった感じだ。
 だからセキュリティーソフトはPCの通信のほとんどを監視しているのだろう。どうも最近、セキュリティーソフトの介入と思われる現象が顕著に見受けられるようになってきた。
 ネットを見ようとブラウザを開いて通信を始めると、最初の1回だけ数秒間「安全な通信を確立しています」という表示が出るようになっている。この表示がセキュリティーソフトによるものなのかは、定かではない。表示されるようになったタイミングとインストール時期が重なっているように思えてならないのだ。また、自宅で使っているMacでこんな表示を見た記憶もない。だから、オタクの直感だけでセキュリティーソフトを疑っている。
 それにしても安全な通信とは、いったい何を意味しているのだろう?SSL通信の証明書の確認でもしているのだろうか?それともセキュリティーソフトメーカーが用意した通信チェック用のプロキシサーバ的なところに迂回させられているのだろうか?もし、迂回をしていたとしたら全通信を監視されていることになる。さすがに職場からエロサイトを見たり、違法なファイル共有に手を出すような愚かなことはしない。職務に関係ないネット利用としては、SNSをチェックしたり、ゲームの攻略サイトを見たりしているぐらいだ。それを見られるのはちょっとだけ恥ずかしい。
 とは言え、恥ずかしいだけなら別に構わない。でも、PCの動作に直接影響を出すようなことは見過ごせない。
 先日、「安全な通信を確立しています」の表示を出したままブラウザが動かなくなった。ブラウザを再起動しても、他のブラウザに切り替えてもダメだった。OSレベルでhttps接続の要求がすべてが遮断されているような感じだった。結局、再起動するしか術はなかった。
 これを考えると、どうもセキュリティーソフトが過剰に介入をしているような気がしてならない。まったく、これではどっちがマルウェアか分かったものではない。