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4Kを買うぞ

by 唐草 [2019/08/02]



 WindowsになったりMacに戻ったりを繰り返しているぼくのMac pro 2009。経年劣化のせいか、電源スイッチを押すだけでは起動しないという深刻な状況に陥っている。とは言え、今年の春先にいくつかのパーツを更新したこともあり現役生活10年目に突入した。この夏もこれまでとからわず我が家の主戦力として稼働しているのである。
 しかし、更新の成果を十分に感じられているかと言うとそうでもない。
 M.2 SSDのディスクアクセスは速度計測ソフトが計算を間違えたのではないかと思うほどに早い。でも、ここのところPCゲームで遊んでいないので恩恵はゼロ。しかも、Windows用のNTFSでフォーマットしてあるからMac側からだと読み込みしかできない。PCゲームのフォルダをMacから読んでも何の意味もないので、Macを使っている時間は完全に宝の持ち腐れである。
 同じことはグラフィックボードにも言える。Mac側の画面のチラツキを改善できたのは大きな成果だが、それだけを求めるんだったらもっと安価なグラボでも良かったはずだ。GTX 1050Tiを買ったからには、やはりゲームで遊びたい。でも、Mac用でGTXが活躍させられるゲームなんてほとんどない。
 そこそこ良いハードを揃えたのに、それを活用させられるソフトが無いのである。これではただの自己満足でしか無い。なにか効果を実感できる体験がしたい。
 そんなことを考えていたらAmazonのタイムセール情報が目に飛び込んできた。どうやらモニターが安いらしい。
 そうだ、そうだよ、4Kモニターだよ!
 4Kモニターの活用こそ高級グラボの真骨頂ではないか。ぼくのグラボなら5K以上出せる。職場のiMacの高精細5Kモニターに映し出される滑らかな文字を知ってしまうと、自宅のFull HDモニターの文字なんてファミコン時代のドット文字と大差ない粗さに見えてしまう。今どきドットを認識できるモニターなんてもう時代遅れだ。それにモニターは、PC本体を買い替えても使い回せる。10年選手のMac proが力尽きても無駄にならない。
 セールのパワーで27インチの4Kモニターが3万円台となっていた。そこそこお買い得なお値段だ。よし、ワンクリックだ。
 と思った瞬間にぼくの心の中の冷静な部分がボソッと呟いた。
「4Kモニターに映すものなんてあんの?」
 無い!つまりモニターも宝の持ち腐れになるってことだ。危ない危ない、セールの波に飲み込まれるところだったぜ。