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by 唐草 [2019/10/19]



 先日、LinuxのひとつであるUbuntuに包囲されている気がすると書いた。数えてみたら職場と自宅を合わせて7個もあった。包囲は気のせいなんかじゃなかった。こうなってしまっては、Linux宗派の壁を超えるのが面倒だから「Ubuntuイヤだ。キライだ」と駄々をこねている場合ではない。流行りに乗った方が賢いだろう。
 と言う訳で、使い方をゼロから勉強しなおすことにした。ゼロからと言っても、Ubuntuは特別なLinuxではない。ぼくが使っているCentosと大きな違いはない。macOSとWindowsの違いを10としたら、UbuntuとCentosの違いなんて0.7ぐらいだろう。ハッキリ言ってそっくりなのだが、芯の部分だけに決定的な違いがある。この違いが混乱の種となる。言うならば、双子の兄弟を見分けるような厄介さだ。
 最新のUbuntuを導入しようとUSBインストーラーを作成した。でも、どういう訳か起動して数分でフリーズしてしまう。操作をしていなくても決まって同じぐらいの時間で止まるというオカルトチックな挙動を示す。どうもUSBメモリに問題がありそう。USBがダメとなると古風にDVDからのインストールを行うしかない。でも、ぼくのPCにDVDドライブは付いていない。これでは、お手上げだ。
 頭を抱えていたら、5年ぐらい前にUbuntuをインストールしたのを思い出した。きっと、そのハードディスクが今でも残っているはず。剥き出しのハードディスクがまるで遺体安置所のように静かに冷たく収められた棚から、お気に入りの音楽を探すような軽やかな指さばきで1台のハードディスクを選び出した。
 PCに繋げると期待通りUbuntuが起動した。でも、問題があった。インストールしたのが数年前なので今となってはバージョンが古かった。最新がver.18なのにver.11だった。古すぎて最新のソフトを導入できない。これでは勉強にならない。
 と言う訳で、OSのアップデートを始めた。一足飛びに最新版へ進みたいが、そうもいかない。まずは11から12へ。次いで12から14へ。さらに14から16へ。バージョンが上がるたびに少しずつ画面が変わっていく。進化の過程を早送りで見ているようである。ついに16から目的の18へとたどり着いた。
 半日に及ぶ長い旅路が終わった。
 確認のために開いたOS情報を見て、ぼくは取り返しのつかないミスをしていたことに気が付いた。これ、32bit版じゃん。なんとも時代を感じるミスである。