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組織を変えるには

by 唐草 [2019/10/21]



 直接的では無いのだけれどぼくの身近にある組織で、ちょっとした政治的な駆け引きが行われている。内容自体はよくあるもので、組織改革の必要性の是非を問うようなものだ。ストレートに言うと既得権益を守りたい現執行部と現体制を面白く思っていないグループの衝突である。要するに、どこの組織にでもある椅子取りゲームが起きているという訳だ。
 現執行部の舵取りが良いものとは言えないが、なんだかんだで十年ぐらい続いているらしい。代わり映えのしない顔ぶれと保守的な対応に不満の声がチラホラ上がっている。でも、執行部の基本方針が分かっているので歩調を合わせやすいのだろう。色々変わると面倒だという消極的な支持が長期体制を支えているように見える。
 もう一方の勢力は、このままでは先細っていくだけだと訴えている。世の中の景気が悪いことも影響していると思うが、何か改革を行わなくてはゆっくりと衰えていくだろうという不安感が組織の中にもある。だから、改革を訴える勢力の意見に活路を見出したくもなる。でも、改革派の顔ぶれを見るとどうも一枚岩ではないように見える。現行派への反対だけで結束していて、トップをとったら何が起こるのか予想しにくい。そのせいか支持が伸び悩んでいるようだ。
 そんな勢力図を見ていて思ったことがある。
 本当に改革が必要だと感じたら、どちらの勢力に身を置くべきなのだろう?
 素直に考えると改革派に席を置いたほうが良さそうに思える。同じ意見の人も集めやすいだろう。でも、少数派で一枚岩でもない改革派が多くの賛同を集めて勢力を握れる日など来るのだろうか?なんだか内部から瓦解しそうな不安感がある。
 とは言え、現執行部の中から反対意見を唱えるのは難しいだろう。すでに決定権は握っているグループだということは無視できない。組織内の椅子さえゲットできれば、内側から仕組みを変えられる。でも、一歩間違えば歩調を乱す裏切り者になりかねない。
 初めから改革を口にして少数派の勢力を伸ばしていくのと、影響力のあるポジションを得るまで自分自身の主張を押し殺していくのでは、どちらが改革への近道なのだろう?
 ぼくには改革の志がないので、どちらがより良いものなのか白黒つけることなんてできない。ただぼくの目からは、実現できるかどうか分からないバラ色の未来を語っている改革派の方が楽そうに見えている。現勢力が続く限り、責任もないだろう。どちらの待遇も同じなら、ぼくは楽な方に加わって改革の日をドンドン先送りしていきたい。