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USB 3.0A

by 唐草 [2019/11/25]



 昨日は、AmazonでRaspberry Piの周辺機器を購入した。購入から一晩おいたことでラズパイというおもちゃを買えた興奮からも覚め、冷静な買い物ができるはずだった。冷静さを取り戻したはずのぼくであったが、目的の品を探す難しさに頭を抱えていた。
 ぼくを悩ませたのは、ラズパイ用のUSB充電器。USB充電器なんて我が家にはゴロゴロ転がっている。自分で買ったものもあれば、スマホなどに初めから付いていたものもある。これなら買わずに済みそうだと考えていたのだが、この判断はぼくの確認ミスだった。
 ラズパイ販売ページを見ると「電源は5V=3.0Aが必要なのでご注意ください」と書かれていた。
 3.0Aだって!?
 この数字を見たぼくは、「1.21ジゴワットだって!?」と驚愕するDr.ブラウンのような顔になってしまった。
 いつの間にUSBの電流量は、3.0Aにまで上がっていたのだろう?ぼくが初めて買ったUSB充電器は「1.2Aの大容量充電対応」とか謳っていたぞ。それは十数年前の話だが、先日「2.4Aの高速充電」と書かれた商品を見た気がする。USBといえば「5V=1.0A」だというぼくの常識は、いつの間にか苔むした石ころのように役に立たないものになっていた。
 5V=3.0Aということは、15W電源が必要になる。スマホの充電器じゃパワー不足だし、ノートパソコン用の30W電源だとパワフル過ぎる。帯に短し襷に長しという具合だ。仕方がないので、新しいUSB充電器を購入することにした。
 「15W充電器」で検索したらたくさんの品ができてたが、ほとんどがUSBポートが2,3個ある品だった。1ポートで15Wではなく、合計で15Wまで対応ということらしい。次に「USB 3.0A」で検索。恐ろしい量の検索結果が出てきたが、その全てがUSB 3.0対応商品ということだった。アンペアはどこへいったんだ!
 単純な検索ワードだとなかなか目的にたどり着けないようだ。先日はPC電源で苦労したし、電源の世界は本当に面倒だ。
 最後に「USB 5V3A」という呪文のようなワードで検索した。するとようやく目的の品が出てきた。探していた5V=3.0Aは、Quick Charge 3.0という規格らしい。3.0というのはUSBの規格の事なのか、電圧のことなのかハッキリしない紛らわしい名前である。
 気がつけば規格が氾濫していた最近のUSB事情に大いに振り回された買い物になったのであった。