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リモート先はアメリカン

by 唐草 [2020/05/01]



 昨日、1ヶ月ぶりの出勤をして復旧させた職場のPC。当然のことながら、今日は快適にリモート操作ができている。穏やかな在宅勤務環境が帰ってきた。これで心も体も一安心である。
 と言いたかったのだが、何事もそううまく事が進まないようである。ぼくの心にも体にも大きなダメージがやってくることになってしまった。
 今朝起きたとき体が重かった。何が原因なのだろうと思いながら軽くストレッチをしたときだった。尻と太股の境ぐらいの筋肉が悲鳴を上げていることに気づいた。
 なんと1ヶ月ぶりに自転車に乗ったせいで筋肉痛になってしまったのだ。昨日は膝の痛みを感じていたし、今日は臀部の筋肉痛。痛い部分を優しくさすってみると、悲しく落ち窪んでいた。自転車を力強く漕ぐのに必要な筋肉が根こそぎなくなっていた。自粛生活は確実にぼくの体を蝕んでいる。これが体へのダメージである。
 もう一方の心へのダメージは、アメリカンなショックである。こう書いてもさっぱり何のことか分からないだろう。
 リモートアクセスが復旧したことは確かなのだが、残念ながら不完全な形で復旧してしまっていたのだ。どういう訳か職場のデスクに置かれたリモート先のPCは、キーボードをUS配置だと認識してしまっていた。その結果、目の前にあるキーボードで叩いたのとは異なる文字がリモート画面に表示されるようになっている。手元は日本なのに画面の先はアメリカというチグハグな状況だ。
 数字とかアルファベットは共通なので問題ない。問題なのがカッコや@などの記号全般である。普通に文章を書くだけなら支障はないだろう。でも、ぼくが書くのは記号やカッコがわんさか含まれるプログラムである。打ちたい記号がすぐに打てないストレスは、到底無視できるものではない。
 キーボードマニアのぼくだが、手元にUS配列キーボードはない。だから、打ちたい記号を見つけるには、泥臭く総当りでキーを押しまくる以外にすべがないのだ。あぁ、記号を1つ打つごとに心がすり減っていくようである。この分では、タッチタイプができるようになるのは当分先だろう。
 そんな訳で1ヶ月ぶりの出勤は、ぼくの鈍った体を痛めつけ、謎のアメリカ化が心をすり減らす。もうぼくのHPは、ほとんど残っていない。