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当選倍率

by 唐草 [2020/09/25]



 ヨドバシ.comでのPS5の予約抽選倍率は、最終的に80倍を超えたと聞いた。確率に直すと1.25%以下。よっぽど入荷が少ないのだろう。抽選参加権すらなく門前払いされたぼくだが、やはりこの話題を無視することはできない。倍率が上がったと聞く度に「抽選参加権があってもハズレただろう」と自分を慰めている。
 80倍は予想を超えた脅威の抽選倍率。こんな数字は受験や就職でも聞いたことがない。運任せの抽選と実力勝負の受験を比べるのはどうかと思ったが、ちょっと調べてみた。
 最高学府の東大理三の倍率で約4倍。狭き門と名高い宝塚音楽学校で25倍ぐらい。入学試験から離れて国家公務員の就職試験の方に目を向けてみたら2019年の衆議院事務局の総合職の倍率が88倍だった。ちなみに2016年に276倍というイカれた数字を残しているのも衆議院事務局の総合職。すごい世界があるもんだ。
 80倍のヤバさを知ろうとして調べたものの超絶エリート連中の戦いの場しか出てこなかった。センター試験で足切りされたであろうぼくには東大の文一ですら遥かに遠い。そこらの学部を卒業しているであろうエリート中のエリートが競い合う世界なんて地球の裏側並みに縁遠い。結局、80倍のヤバさと厳しさは分からずじまい。どこの倍率が大きいかでウキウキしただけに終わってしまった。
 やはり抽選と受験を比べたことが、間違いだったのだろう。抽選のことを知りたかったら同じ土俵で比較するべき。今度は宝くじと比べてみよう。
 年末ジャンボ宝くじの1等7億円の当選確率は、1/2,000万。桁が違いすぎる。どんどん末等の方へ目を向けていくと1/100というのがあった。6等の3,000円である。
 つまりPS5の予約権をゲットできるというのは、ふらりと1枚だけ宝くじを買って6等3,000円当てるのと同じだということになる。
 この比較を見て「いけそう」だと思うのか、はたまた「無理そう」だと思うのかで大きく意見が割れるだろう。ぼくは「無理そう」としか思えなかった。