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メガネをかけていたのに

by 唐草 [2020/11/16]



 先日一新されたGoogleアプリのアイコン。どうやら世界的に新アイコンの評判が悪いらしい。リニューアルは大失敗だったと主張する人も少なからずいる。
 ぼくもアプリが更新された当日に面食らった一人。Gmailアプリが消えたと騒いでしまったし、アプリ一覧に見覚えのないアイコンが多数並んでいることに狼狽えた。
 アイコンの変更は、大抵の場合ネガティブに受け止められるところからスタートする。企業ロゴの変更も同様だ。SNSを眺めてみると「前のほうが良かった」という意見が大勢を占めることになる。この流れは、今まで幾度と繰り返されてきたお約束のようなもの。
 変更に不平を述べる人々の多くは、アイコンのデザインに不満を感じているのではないと思う。今までと違うものになってしまったことに不満を述べているだけだろう。その証拠に1週間もすれば新アイコンへの不平は消える。それどころか、古いアイコンを見るとダサく見えることすらある。
 使い慣れていたものが更新されたすぐ後に直感だけを信じるのは危険。慣れが客観的な判断を妨げてしまう。
 だがら、ぼくも数日で新しいGoogleアイコンに慣れるだろうと考えていた。
 4色のコーポレートカラーを採用してGoogleらしさをまとった新アイコン。色の統一でブランドとして統一感を作っている。Gmailを筆頭に多くのアイコン刷新されているが、外形は維持されたままであることを見逃してはいけない。これは色のせいでついつい見落としがちなポイントだ。
 時間が経つに従ってGoogle側のデザイン意図も読み取れてきた。拙速な判断で否定的な意見を並べるのは変化についていけない保守的な人間のすることだ。
 1週間以上経過して客観的にアイコンを見られるようになったし、何度も利用した。その上でぼくの考えを示したい。
 新アイコンはクソだ。
 ぼくたちはアイコンをおおよその外形と色の組み合わせで認識している。つまり理想的なアイコンは目が悪くても認識できるようなものであるべきなのだ。
 メガネかけていたってMeetとカレンダーを間違えたぞ、このクソアイコンセットめ。