カレンダー

2020/12
  
  
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

破壊者が隠れている

by 唐草 [2020/12/20]



 ゲーム三昧となるはずだった日曜日は、職場のサーバのハードディスクが壊れたことですべて吹っ飛んでしまった。何もかもが台無しだ。
 それでも不幸中の幸いは、寒い中サーバ室へ駆け込まずに済んだこと。別の人が先に現場の確認をしてくれたおかげで、ぼくはリモートでの対応だけですんだ。とは言え、全体の惨状からすれば出社しないで済んだことなんて些細なことでしかない。地獄で鬼に踏まれているときに一輪の花を見かけたようなもの。
 今回のトラブルはハードディスクの故障が直接の原因なのだが、ハードディスクが故障したことに別の要因があるように思えてならない。だって、立て続けに3台ものハードディスクが壊れてしまったのだから。ハードディスク8台でRAID 6を組んでいたのに、3台壊れたせいでRAIDごと利用不能になってしまった。こういう悲劇を目の当たりにすると、ぼくのRAID嫌いがますます加速する。
 ハードディスクは予兆なく壊れることも多い。特にサーバのハードディスクは、遠隔地でひっそりと稼働しているので前触れを感じることができない。我が家のサーバのハードディスクだって突然死と呼びたくなるような壊れ方をした。だから、ハードディスクが壊れることは不思議でもなんでも無い。むしろ、ハードディスクなんて当たり外れの激しいものだと思って買っている。
 ただ、3連続となると首を傾げずにはいられない。かなり高負荷な使い方をしていたのは事実だが、一気に3台も壊れるとなるとハードディスク側の不調が重なっただけとは思えない。運が悪いでは済まされない確率だ。むしろハードディスクが破壊されたと考えたくなる。
 ハードディスクを積んでいるサーバの方に問題が隠れているのではないか?そんな疑念がフツフツと沸いてくる。いや、そう考えるほうが自然にさえ思えてくる。
 仮にこの予想が当たっていたとして、ハードディスクを破壊する要因とはいったい何なんだろう?
 サーバ室内で電子レンジ並みに電磁波が飛び交っているとは思えない。素直に考えると電源が不安定という線が濃厚だろう。とは言え、この予想が正解だとしても直しようがない。安全を考えるのならサーバの買い直ししか道はなさそうだ。どう転んでも茨の道。