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種の数

by 唐草 [2021/03/20]



 キウイフルーツを食べていたら気になったことがある。いったい1個の果実に何個の種があるのだろうかと?
 一度気になると種のことしか考えられなくなってしまう。完熟食べごろのキウイフルーツが目の前にあったのに味のことなんて何一つ思い出せない。
 キウイフルーツの種は胡麻より小さいく、1粒だけ転がっていても絶対に気が付かない。でも、鮮やかな黄緑色の果肉の中央にびっしりと並んでいるので存在感は抜群。よく見ると気持ち悪い数と密度だが、小さいことが幸いして今日のように凝視でもしない限り気になることはない。
 もし、この種が口に残るような硬さや食感だったらメジャーな果物にはなっていなかっただろう。きっと長年に渡る品種改良の努力が今日の食べやすさを生み出したのだろう。だから、今日も種ごとキウイフルーツを食べていた。
 いったい何粒の種がぼくの腹の中に吸い込まれていったのだろう?ぱっと見積もっても余裕で100粒は越えていると断言できる。薄く切ったスライスに100粒以上入っていそうに見える。全体では数千粒ありそうだ。噛んで潰れた種もたくさんあるだろうが、けっこうな数が無傷で胃に到達しただろう。冗談でよくある「お腹の中で発芽」が本当に起きたら、数日後のぼくは体中から芽吹くことになるり緑色のムックのようなモンスターが誕生する。
 どうやって種を数えるのが良いだろうか?きっと研究者とか農家は、1粒1粒数えてキウイフルーツの生体に迫っている。今日の疑問は、ぼくはそこまでの努力に駆り立てるほどの原動力になならなかった。ひとまず、おおよその値が分かれば満足。
 どう推定するのが良いだろう?
 薄いスライスに含まれる種を数えて、重量比で全体量を推し量るのが一番簡単そう。それでもかなりな数になるのは目に見えている。スライスをさらに4等分して数えたほうが楽そうだ。いや、8等分ぐらいでも良いんじゃないか?
 そうだ、もっと楽をしよう。
 「キウイフルーツ 種の数」で検索。結果は、約1000粒らしい。数えた人に感謝。