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いまさらユニクロマスク

by 唐草 [2021/03/24]



 今やマスクを着用せずに人前に出るのは、パンツ一丁で出歩くのと同じぐらいにエチケットに反する行為になってきた。流石に局部丸出しよりはマシだと思われているが、その差はわずかに布一枚だけ。
 どこに行くにも、何をするにもマスクが欠かせない。もちろん混雑した電車に乗るときや買い物、そして人前で話すときのマスクの有用性は十分に理解している。念には念を入れるのであれば、散歩のときもマスクを付けていたほうが良いのも分かる。自衛するだけでなく社会全体を手っ取り早く守るためにマスクが必須であることは、頭ではよく理解しているつもりだ。
 でも、ぼくが散歩したり自転車で移動しているときにマスクを付けているのは、前に述べたような広い視野に基づくものではない。あくまで他人の目を気にしてマスクを付けているだけ。そう、ズボンを履くのと同じ理由でしかない。
 だから今のぼくにとっていちばん重要なのは「ちゃんとマスクをしているように見えること」。
 時と場所を選ばずいつでも息苦しい不織布のマスクを身につける気はない。人が少ない場所であればオシャレなウレタンマスクでも良いし、運動をするときは西部劇の強盗のようにバンダナで口元を覆う程度でも良いのではないかと考えている。冬の間は、ネックウォーマーを本来の位置よりちょっと上の口に巻いていて自転車に乗っていた。ネックウォーマーの飛沫防止力は定かではないが、鏡に写った姿はマスクよりも強力に口元をガードしていそうに見えた。この見た目は重要だ。
 とはいえ、ネックウォーマーの本分は防寒である。最近暖かい日が続いているので、身につけると暑苦しくてたまらなくなってきた。季節が進んでもっと暑くなったら絶対に我慢できなくなる。そうなってから対策するのでは手遅れ。と言う訳で、涼しいマスクを探すことにした。
 最初に白羽の矢が立ったのは、ユニクロのAIRismマスク。
 AIRismの下着ほど涼しくはないだろうし、不織布マスクに比べると防御力も低いだろう。でも、マスクをしているように見せるにはいい落とし所ではないだろうか?