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Apple vs. HP

by 唐草 [2012/04/20]



 ベッドサイドで使うノートPCの座を巡る戦いに終止符が打たれた。
 覇権を争っていたのは、次の2台のノートPC。
 1台目は、買って9年目ぐらいになろうとしているApple PowerBook G4。PowerPC世代のハードウェアなので、MacOS Xも10.5までしかインストールできていない。バッテリーは完全に消耗しきっているので、電源につないでいないとスリープすらできないありさま。ハードディスクにも不良セクタが見つかっている。まさに満身創痍の1台だ。CPUの処理力不足は著しく、YouTubeの閲覧に支障が出るレベル。また、CPUの世代が古いのでFirefoxは、3.6系統しか利用できない。
 対するは、先日入手したHPのpavillionノート。OSは、Windows Vistaからubuntu 11に入れ替えられている。バッテリーは少し傷んでいるが、一応電源なしでも1時間ぐらいなら使える。前に騒いだ省電力機構の問題は解決したので、負荷に合わせてCPUの速度が変わるようになった。その甲斐あって、最新のソフトがちゃんと動く快適な環境が整った。
 勝敗は、火を見るよりも明らか。どう考えてもpavillionがベッドサイドのポジションを確保して、PowerBookが現役引退をする。そう考えていた。
 でも、そうはならなかった。
 自分の判断が正しいかどうか自信がなくなるぐらい迷ったのだけれど、最終的にPowerBookを継続使用することにした。
 決め手はただ一つ。キーボードだ。
 どちらもノートパソコンにありがちなパンタグラフ式のキーを採用したキーボード。打鍵感は変わりない。だが、HPのキーボードには致命的な問題がある。キー配列が悪いのだ。
 エンターキーの右側にHOMEやENDキーが縦に並んでいる。この一列があるせいで、単に文字を入力しているだけなのに金切り声を上げたくなるほどエンターキーのタイプミスが頻発。とてもじゃないけれど使う気になれない。
 高い処理力は魅力的だけれども、文字が打ちにくいのは致命的。という訳で、10年現役を目指してPowerBook G4を大切にしていきます。