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花も咲くし、実もなる

by 唐草 [2017/05/01]



 ゴールデンウィーク到来だ。みなさんは、何連休になりましたか?
 大学が1週間まるまる休みになっているので、ぼくは最大コンボの9連休をゲット。9連休もあれば、他の仕事も入れられるので小さな案件をひとつ拾ってきた。結果、完全にカレンダー通りのゴールデンウィークとなった。
 近所の小学校の鐘の音が、ぼくの心を慰めてくれる。そう、小学生だって勉強しているんだ。
 もっともお仕事と言っても、ぼくにとっては遊びの延長みたいな物。実に連休向けの案件である。
 ずっと家に篭もって仕事をしている義理はないので、初夏を満喫すべく散歩へと向かった。歩く先は、バカのひとつ覚えのようにいつもの公園。
 毎週通っていると、小さな変化にも気が付くようになる。花壇から芽が出たとか、池の亀がアクティブになったとか、そんな小さな変化が手に取るように分かるようになる。桜を見るためにシーズンに1回しか訪れないようでは、この小さな変化に気がつく事は出来ないだろう。毎週通うから分かる楽しさがあるので、毎週足繁く通ってしまうのである。
 今日は、木の周りに生える下草の育成具合が気になった。桜の根元は雑草がノビノビと茂っているのに、楠の根元はいまだに枯れ葉色のまま。日照の違いとかが原因なのだろうか?それとも落ち葉の分解のされやすさとか?理由は分からないが、雑草の境界線がハッキリと見える不思議な光景だった。
 次に、梅が植わっているエリアに寄った。花のシーズンが終わった梅園は、公園随一の地味さだ。窮屈そうに曲がりくねった枝が、狭そうな印象をあたえるせいかもしれない。人気のない梅エリアを横切っていたら、枝の先に小さく実る青い梅の実に気が付いた。
 観賞用の園芸種的な花メインの梅の木でも、しっかりと実はなるのか。花だけで、実はならないと思い込んでいたので、小さな青梅の存在が奇異な物に映った。ぼくが勝手に思い違いをしていただけなのに。