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LED死亡?

by 唐草 [2017/08/22]



 昨晩サイクリングをしていたら、突然自転車の前照灯が消えた。よくある乾電池式の点滅するLEDライトだ。
 街はライト無しで走れるほど明るいが、無灯火で自転車をかっ飛ばすほど非常識ではない。家を出て2kmほど走っていたが、泣く泣く引き返す事にした。さすがに2kmも自転車を引いて帰るのは辛かったので、テールライトを手に持ってゆっくり走る事を選んだ。
 楽しみにしていた夜のサイクリングが、台無しだ。とは言え、安全には代えられない。
 ここのところスイッチを押しても光らないことが多くて四苦八苦していたが、1度点いてしまえばずっと安定していた。それが、突然点かなくなってしまった。初めは単純に電池切れを疑った。だが、電池は問題無かった。電池を他のLEDライトに入れると元気に光を放ってくれた。
 と言うことは、ライト本体の故障である。先日、雨の中を走って以来調子が悪くなったようにも思える。回路に水が入って錆でもできてしまったのだろうか。
 LEDライトになってからこの手の故障が増えている。
 豆電球のようなライトの頃は構造も単純だった。スイッチを動かすと物理的に回路が繋がるシンプルな構造。
 でも、今の点滅式LEDライトにはちょっとした回路が載っている。長押しを検出したり、ボタンを押す回数でモードを切り替えたりできる。すべての仕掛けは小さなチップの中にある。だから外から眺めるだけでは、何が故障したのか判断することができない。
 もしかしたらチップがダメになってしまったのかもしれない。そうであれば、ぼくが直す事は不可能だ。でも、もしかしたら回路に錆が浮いてしまっただけかも知れない。それならなせるかも知れない。とは言え、バッケージ化された小さな回路なので分解も楽じゃない。
 手元にある小さなライトでさえ、素人にとっては中身がブラックボックス化していると痛感させられた。