by 唐草 [2017/10/30]
コンビニおにぎりを食べていたら懐かしいものが目に入った。
コンビニおにぎりを常食としているぼくだけれども、今日はいつもと違った。定番のセブンイレブンのおにぎりではなくて、ファミリーマートのおにぎりを食べていた。
コンビニおにぎりなんて、ハッキリ言ってどこのものでも大差ない。同じ味のおにぎりを同時に食べ比べれば何らかの違いが分かるかもしれないが、そんな機会はまずない。おにぎりソムリエでもない限り、セブンのおにぎりとファミマのおにぎりの違いを理解することはないだろう。
ぼくが気が付いたものも味や食感ではない。おにぎりの包装に懐かしいものを見つけただけである。
ファミマのおにぎりには、ベルマークが付いていた。
ベルマークって、まだあったんだ!これがマークに気がついた時の感想だった。
ぼくが小学生だったとき学校で集めさせられたような記憶がある。もう遥か昔、前世紀の話である。それ以来、ベルマークを見た記憶なんてほとんどない。集める必要がなくなったのでマークが目に入らなくなってしまったのか?それとも、歳を重ねて生活様式が変わったことによってベルマークに賛同している企業の製品と縁が無くなってしまったのか?どちらが正解なのかは分からないが、ベルマークはある日を境にぼくの目の前から忽然と姿を消していた。
おにぎりと海苔を別々に包んでいるビニールには、1点のベルマークが印刷されていた。多層構造になっている小さな三角形の袋からベルマークを切り取るのは、なかなか骨の折れる作業だ。きっと最外装だけを切ろうと努力しても海苔の袋部分まで切ってしまって、ビニールの切りカスだらけになることだろう。
それにしてもコンビニおにぎりとベルマークの相性って悪いような気がする。時間がない忙しいときや屋外で仕事をするときに利用することが多いコンビニおにぎり。とてもじゃないけれど丁寧にベルマークを切り取っている時間はない。コンビニおにぎりのベルマーク回収率って0.1%にも満たないのではないだろうか?