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気が付いたら見ていた

by 唐草 [2018/02/14]



 テレビをつけたら男子スノーボードハーフパイプの決勝が中継されていた。気が付いたら競技終了まで全部見ていた。ウインタースポーツなってまったく興味ないし、スノーボードなんて触ったことすらないのにワクワクしながら競技に釘付けとなっていた。自分でも驚きである。
 何が面白かったのかを改めて考えてみよう。
 まず、トリックの派手さだろう。実は、昨日テレビをつけたとき女子のスノーボードハーフパイプが放送されていた。「トリックスゲーなー」と頭の悪そうな感想を垂れ流しながら見ていたが、全部見ることはなかった。でも、男子は途中からではあるが全部見てしまった。どうやらより力強く、そしてより高く飛ぶ華麗な技から目を離せなくなっていたようだ。素人目には体操と同様に何回転しているかなんてサッパリ分からない。でも、とんでもないことを繰り広げているという事実は誰の目にも明らかだ。
 あと、競技の時間が短くテンポ良く進んでいく試合展開もよかった。飽きることなく次々に技がくり出されていく。待ち時間も少なく最後までだれることはなかった。
 スコアに関しては判定の基準が分からないので、首をかしげる部分もあった。ただ、概ね体勢を乱さずに大技を決めた選手が順当な評価を受けているように思えた。とは言え、タイムを競う競技ほど明確でないのは確かである。それでもフィギュアスケートなんかよりはずっと直感的に納得できる採点だった。
 たぶんハーフパイプは、Xゲームとかに起源がある競技だろう。だから、何よりも観客が楽しめる競技になっているように感じた。エンターテインメント性と競技性のバランスがとれているので、ぼくのような門外漢が予備知識無しに見ても十分に楽しめる。実に愉しい一時だった。