カレンダー

2018/11
    
 
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

HDDの助数詞

by 唐草 [2018/12/27]



 PCを完全に自作したのなんて前世紀の話だし、PCパーツをバラで買うことも滅多にない。そんなぼくだけれども、PCパーツ関連や自作関連のまとめサイトによく目を通している。流行りのパーツの種類やその価格などを把握しておきたいというのもあるし、日常的にこういうところで情報収集をしていないといざ買うときに高掴みをしたりどんなパーツを買うべきなのか分からず困ってしまうことがある。これはPCを商売道具にしているぼくにとって重要なことである。だから勉強のためにまとめサイトを見ているのだ。
 と言うのは完全に建前。それも嘘バレバレの建前だ。本当は、ぼくがPC大好きなオタクだから。「今、組むならこのパーツが良さげだ」とか「予算10万円ならこんな感じになる」とか「価格を気にせずこんなPCを組んでみたい」とかそういうことを考えてニヤニヤしているのである。我ながらキモイ。
 今日まとめを見ていたらPCパーツとは直接関係ない記事が掲載されていた。それはハードディスクの数え方に関する記事だった。
 どんなものでも数えるときには「個」とか「匹」とかの助数詞が付く。動物だったら「匹」が多いけれど、家畜だと「頭」になる。機械だと「台」でほとんどをカバーできるが、より大きなものだと「基」でカウントすることもある。助数詞のルールは明確なものもあれば、方言のようにローカルルールに支配されているものもあるような印象。冷静に考えてみるといい加減さに気が付かされる。
 ここからが本題である。ハードディスクを数えるときは、どの助数詞を使うのが良いのだろうか?まとめられていた記事では、いくつかの助数詞が挙げられていた。特に印象的だったのが「枚」である。ぼくはハードディスクを「1枚、2枚…」とお岩さんのように数えたことはない。とは言うものの、CDやDVDは枚で数えるのが普通だし、古くはフロッピーディスクも枚で数えていた。その流れからすれば枚が適当にさえ思える。また、1台のPCにハードディスクを複数つないでいたら枚と数えたくもなる。枚で数えるというのは、ぼくにとって新鮮な考え方だったが不思議と腑に落ちる数え方でもあった。
 ところで、ぼくは普段どのように数えているのだろうか?「台」?それとも「個」?はたまた「基」?
 考えていたら、自分のことなのによく分からなくなってきてしまった。このもどかしい感覚は、呼吸ののことを意識してしまうと急に息苦しくなるのに似ている。これは意識したらもうダメな類の話だ。