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ケーブル戦国時代

by 唐草 [2019/01/23]



 先日購入した新しいグラフィックボードには、3つの映像出力端子が付いている。そのすべてを利用すれば、トリプルディスプレイ環境が構築できる。ぼくは長年デュアルディスプレイ環境で作業をしてきた。正直、2面もあれば十分だと思っている。でも、3つの画面があって困るものでもない。映画とかのフィクションで描かれるハッカーのように明かりを消した暗い部屋でいくつものモニターに照らされてみたいという中二病的な発想がないわけでもない。
 幸いなことにぼくの部屋には、テレビを入れれば3つのモニターがある。サイズは17インチから37インチまでと不揃いだが、これ以上の出費をすることなくハッカーごっこを楽しむことができる。それにPCの画面をテレビに映像を出力すれば、PS4の代わりにゲーム機として使うことができる。GTX 1050Tiに載せ替えたので、ノーマルのPS4と張り合えるぐらいの性能は確保できている。STEAMでPCゲーム買いまくりの生活も夢じゃない。
 グラフィックボードを換装したことでぼくの目の前にあるゲームライフは大きな変化を迎えている。これでこそ高いパーツを買った甲斐があるってものだ。
 と夢は膨らむ一方なのだが、実際のところぼくの部屋のモニター配置は何も変わっていない。テレビはいまだにPS4のためのものだし、Mac proは相変わらず2台の三菱のモニターにつながったままである。夢の快適トリプルモニター生活は、ぼくの夢の中にしかないのである。
 その原因は、モニター本体とPCをつなぐ映像ケーブルにある。
 いままではDVIケーブル2本で接続を行っていた。でも、新しいグラフィックボードの端子は、DVIとHDMIに加えてDisplayPortの3種類が用意されている。残念なことにDisplayPortが直接刺さるモニターがない。別のコネクタに変換しないと使えない。また、モニター側のHDMIは別のコンピュータがつながっていて空きがない。うまく頭を使ってどのケーブルでどのPCとどのモニタをつなぐかを真剣に考えないとぼくの机の上で映像端子の奪い合いという不毛の争いが発生してしまうのだ。
 結局、長年の最適化の果てにたどり着いた今の配置がベストなのだろうか?このままだとぼくの机の周りは映像端子変換ケーブルの見本市のようなありさまになってしまうだろう。なんだか難しいあやとりをしているような気分になってきた。