カレンダー

2018/05
  
  
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

CDを聞くためには

by 唐草 [2018/04/29]



 先日、親がAmazonでCDを買った。セールだったらしい。ぼくも音楽はCD買う派だ。親子なだけあって価値観が似通っている。と思われがちだが、実は根底にある理由は全然違う。
 ぼくがCDで買う理由は、「CDのデータはDRMなどで管理されていないからいくらでもコピーできる」というもの。コピープロテクトされているゲームはDL版で買うのに、音楽だけはCDで買ってしまう。すべてはコピーできるか否かが判断基準なのである。
 一方、ぼくの親がCDで買ったのは「古い楽曲が欲しかったから」だそうだ。DL版が販売されていないからCDで購入せざる得なかったと言う訳だ。
 選んでCDを買っているのか、CDで買うしか手段が無いのか。似ているようで動機は全然違うのだ。
 さて、CDを購入して既に3週間が過ぎている。でも、1度も聞いていないそうだ。買っただけで満足したというわけではない。CDを買ったものの、聞く装置が手元になくて聞けず終いだったそうだ。
 CDプレーヤーのついたステレオは、数年前に猫の攻撃によって壊れてしまった。ポータブルCDプレーヤーは、どこかにあるはずなのだがしまった場所を思い出せない。親はすべてをiPhoneとiPadでまかなっているのでPCを持っていない。CDを買ってから気が付いたそうなのだが、親の手元にCDを聞く環境は既になくなっていた。
 どうやらぼくの持っている機器を使わないとダメなようだ。だが、ぼくのMacはOSのバージョンアップを拒んでいるのでiPhoneにはつなげない。なによりCDを取り込む度に有線で接続するのも面倒だ。
 さて、どうやってCDから音楽を取り込んでiPhoneで聞けるようにしたらいいだろうか?
 色々考慮した結果、Apple純正のミュージックアプリを使うという正統派の選択肢は却下となった。その代わりにGoogle play musicアプリを使うことにした。Google play musicアプリは、手持ちの楽曲をクラウドにアップすることで複数の端末からダウンロードして聞くことができる。iTunesの縛りからも解放されるので自由度も高まる。
 と言う訳で、ぼくのMacで楽曲を取り込んで、Googleのクラウド経由でiPhoneへ移行するという流れとなった。同じ机の上にMac本体とiPhoneが置かれているというのに、データはクラウド経由。なんだかすごい遠回りである。